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モロッコ周遊の魅力と世界遺産を巡る旅レポート第3弾!サハラ砂漠、ワルザザード、マラケシュ

2026年1月23日
岩井真理 (日本)

メルズーガ:サハラ砂漠の朝日とラクダ体験

こんにちは!世界中どこにいても輝けるキャリア&ライフを応援する真理です。旅行記第1弾第2弾に引き続き、モロッコ10日間の旅行記の第3弾をお届けします。

このコラムでは旅のハイライト「サハラ砂漠」での感動体験、「ワルザザード」「マラケシュ」での世界遺産を堪能した様子ご紹介!

翌朝は、4時半起き。私たちも4WDに乗り込み、エルフードから50km離れた「メルズーガ」へ向かいました。

砂の中に埋もれるような小さな村ですが、サハラ砂漠に朝日が昇るのを観るのに最良のスポットです。鑑賞ポイントへは、ラクダに乗るか、歩いて行きます。

乗ってみて分かりましたが、ラクダは思った以上に背が高く、乗り降りは、タイで乗ったゾウよりもスリリングです。

背中は馬より幅が広く、私の脚ではほぼ開脚状態になり、揺れに耐えるには体幹が必要です。鞍にはハンドルが付いており、しっかりとつかまらないと、落下して大けがをした人もいるそうです。

「ラクダは危険です。矛盾したことを言いますが、砂漠を歩くのも厳しいです」と言われて少し悩みましたが、ここまで来たからには、「やはりラクダには乗っておこう」と覚悟を決めました。

結果、大正解でした!モロッコへ行くなら、ラクダはマストです。この旅のハイライトでした。

ラクダ使いのお兄さんに、スカーフの巻き方を習い、完全防備で暗闇を出発しました。

ラクダに揺られて15分ほど行くと、高台に到着し、ラグマットの上に座って朝日が昇るのを待ちます。

空の色が徐々に変化していき、何も語らず、ただ見ているだけで、じわっと満たされていくのを感じます。

かのサン=テグジュペリは、民間の郵便配達の飛行士だった時、サハラ砂漠で不時着し、その体験を書いたのが「星の王子さま」だそうです。

どこもかしこも幻想的で、確かに物語になりそうな迫力を感じます。

やがて日が昇り、あたりはどんどん明るくなっていきます。

先ほどまでよく見えなかった砂漠の起伏がくっきりと浮かび上がってくると、不思議と勇気が湧き、どんなことも、ちっぽけに思えてきます。「我ながら、すごい所まで来たよね」と感じました。

帰り道は太陽を背に、再びラクダに揺られて砂漠のオーベルジュへ戻り、朝食を楽しみました。

この朝の出来事は、極上の体験として、この先、何度も思い出す風景になりそうです。

 

ワルザザード:映画の舞台となったオアシス都市

再びエルフードへ戻り、「ワルザザード」に向けて旅を続けました。途中、ヨーロッパのロッククライマーたちが集まって練習するドラド渓谷を散策しました。

素晴らしい景観の道、カスバ街道を一路「ワルザザード」に向けて走り続けます。大自然が創り出す風景は、飽きることなく、次々と感動を呼びます。

映画「アラビアのローレンス」以来、幾つもの映画の舞台として使われ、砂漠への憧れをかき立てる街、発展したオアシス都市ワルザザードです。砂漠体験の夜は、ぐっすり眠りました。

 

アイト・ベン・ハッドゥ:世界遺産のクサルを歩く

翌日は、ワルザザードから世界遺産「アイト・ベン・ハッドゥ」観光へ向かいました。

日干しレンガ造りの古いクサル(要塞化された村)が、小川のほとりにある丘の傾斜を利用して立体的に建てられています。

今もなお美しい状態を保っていることから、世界遺産に登録されました。

かつて外敵から守るように囲まれた高い城壁の、どっしりとした風貌は迫力があり、村中の道は迷路のようで、まさに難攻不落の要塞です。

特別な歴史があるわけではありませんが、実は村には、まだ4〜5軒のベルベル人家族が暮らしているそうです。

とはいえ、多くの住民は、このクサルを離れ、川を隔てた村に移り住み、かつての家は土産物店などに改装して収入を得ています。

雑貨や衣服の店のほか、アートな店もあり、この地域で昔から暗号代わりに用いられてきた特別な手法の「炙り出し絵」も売られていました。私も思い出に一枚購入しました。

この村は、モロッコで1番美しい村とされ、1987年に世界遺産に登録されました。

その後、2000年代になってからも、映画「ハムナプトラ2」などの撮影が行われています。見方によっては、ディズニーランドのアトラクションのようにも見える風景の中、坂道を徒歩でたくさん歩きました。

ここでも、住民宅へお邪魔してミントティーをいただきました。土造りの家は、意外にも涼しく、居心地が良かったです。

遠くまで見渡せる屋上は、かつて敵の侵入を見張っていたのでしょう。

 

マラケッシュ:喧騒と魅力が交差するモロッコの縮図

さて、いよいよ今回の旅の最後の訪問地「マラケッシュ」へと向かいます。ここを語らずしてモロッコは語れないほど、モロッコの縮図と言える都市です。

私たちが越えてきたアトラス山脈を背後に抱え、ちょうどモロッコのほぼ中央に位置することから、人も物も多く行き交い、年中お祭り騒ぎのような街です。

ヨーロッパからの旅行者たちは、大抵、このマラケッシュからキャンピングカーなどを借りたり、エクスカーションツアーに参加したりして、私たちが越えてきた道を逆走する形でワルザザードを通り、サハラ砂漠へ向かい、2〜3泊の旅を楽しむようです。

決して楽な道のりではありませんが、険しくも雄大な風景に、魅了されずにはいられません。

マラケッシュの世界遺産は、ジャマ・エル・フナ広場を中心としたメディナです。

激しい呼び込みや大道芸の音楽、人々のざわめきが混じり合い、北アフリカ最大級の規模を誇るこのメディナは、エネルギッシュでエキサイティングです。

観光客が近づいて写真を撮ろうとすると、すかさずチップを要求され、確かに「うざい」と感じることもあります。でも、そんなことさえ面白がれるほど、楽しませてくれるのがマラケッシュです。

スーク散策に疲れたら、賑わいに包まれた広場に建つカフェのルーフバルコニー席へ上がってみましょう。

だいぶ飲み慣れてきたミントティーを片手に、ここから見るマラケッシュの夕景は格別です。

夕日が沈むのを静かに待ちます。モスク周辺の空の色が、オレンジから紫へ、そして次第に暗くなっていきます。

しかし、夕方から開く店も多く、ジャマ・エル・フナ広場の喧騒はさらに激しくなり、毎日深夜まで静まることはありません。

過ぎてしまえば、あっという間でした。今まで訪れたどことも違う、別世界を感じました。

 

アラジンの国を後にして

最終日は、マラケッシュからカサブランカ空港まで陸路で3時間ほど移動し、帰国の途につきました。

到着してからずっと雲一つない晴天だったのに、飛行機に乗る直前に激しいスコールに見舞われました。

「お別れに空が泣いているのかな」と思いましたが、現実的には、乾燥しきった土地に、少しの湿り気が与えられたのでしょう。

余談ですが、カサブランカ空港内では、1軒の民芸品店を除き、すべての価格表示が現地通貨ではなくユーロでした。ブランドショップも、カフェやレストランもユーロ表示です。

アフリカでありながらヨーロッパに近く、それでいてイスラム色の強い「アラジンの国」。それがモロッコなのだな、としみじみ感じました。

10日間の夢のような時間。旅のおまけは、乾燥したモロッコの気候で喉をやられたことです。それでも、夢心地の魔法はなかなか解けそうにありません。

皆さまも、ぜひ機会があれば、アラジンの魔法にかかりに行ってみてください。

次回は、番外編として「おまけ情報」をお届けします!

Written by 岩井真理(日本)

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