MENU

自分を信じられないのが一番悔しい。心理セラピストが教える自己信頼の育て方

2026年3月13日
佐古祐子 (アメリカ)

「私が気にしすぎ?」と自分を疑ってしまう時

私はカリフォルニアで心理セラピストをしておりますが、セラピーの中でお話を伺う時、よくこんな言葉を耳にします。

「本当は嫌だったんです。でも、私が気にしすぎなのかなって思って…」
「傷ついたはずなのに、大したことないって自分に言い聞かせてしまいました」

誰かに否定された出来事そのものよりも、あとからご本人が一番悔しそうに語るのは、「あの時自分の気持ちを信じてあげられなかった」という体験です。

特に海外で暮らしている女性は、言葉や文化、価値観の違いの中で、「私の感じ方は正しいのだろうか?」と迷いやすい環境にいます。

パートナーとのやりとりで違和感を覚えても、

・文化の違いかもしれない
・私の英語が足りなかったのかも
・もっと大人にならないと

と、自分の感情よりも“正しさ”を優先してしまう。

でも、その積み重ねが、静かに自己信頼を揺らしていきます。

「あれ?」という違和感を見なかったことにしたこと。自分を守れなかったこと。尊重できなかったこと。

そして、自分を信じてあげられなかったことに、悔しさが込み上げてくるのです。

 

自分を信じるというのは、「強く」なることではない

セラピーで私が大切にしているのは、「それはあなたにとって、どう感じられましたか?」という問いです。

正しいかどうかよりも、客観的に見てどうかよりも、まずは“あなたの体験”を丁寧に扱うこと。

自分を信じるというのは、「私は絶対に正しい」と主張することではありません。

傷ついたなら、傷ついた。寂しかったなら、寂しかった。理不尽だと感じたなら、理不尽だと感じた。

その感覚を、すぐに修正しなくていい。分析したり、合理化したりしなくていいのです。

「そう感じたんだよね」とボソッと言えること。

それが、「自分を信じる」ということの本質だと私は思っています。

 

世界で生きるあなたへ

日本という枠を超えた世界で生きる女性たちは、ご自身で思っている以上にたくさんの努力をしています。

慣れない言語で働き、異文化の中で人間関係を築き、時に自分のキャリアや立場を揺らしながら、日々バランスを取っている。

それだけでも十分すぎるほど頑張っているのです。

多種多様な価値観がある世界で頑張っているからこそ、自分の感覚が正しいのか、それとも、自分がこだわりすぎなのか、自分を通しすぎなのか、あるいは妥協すべきなのか、迷うこともあって当然です。

「私は、本当はどう感じている?」

その答えがどんなものであっても、まずは否定せずに受けとめてみる。それが、自己信頼を取り戻す小さな一歩になります。

誰かに理解される前に、まずあなた自身が、あなたの味方でいられますように。

カリフォルニアで心理セラピストをしています。Note や、YouTubeでも心が軽くなるヒントを発信しています。

Written by 佐古祐子(アメリカ)

この投稿をシェアする

イベント・セミナー一覧へ
コラム一覧へ
インタビュー一覧へ
ブックレビュー一覧へ
セカウマTV一覧へ
無料登録へ