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海外生活に疲れた、ストレスが辛い時どう乗り越えればいい?

2020年10月17日
佐古祐子 (アメリカ)

外から見える華やかなイメージと現実のギャップ

先日、国際結婚、ハーフの子育て、アメリカ生活、価値観の違い、海外生活の話という動画を公開しました。

この中で私の「ハーフ」の友人は日本で子育てをしたい、と言っていました。私も同じ気持ちです。

実際、このベイエリアでは物価が高いこともあり、小学生は日本で過ごそうと日本へ移住していく国際カップルも少なくないようです。

特に日本人同士がアメリカで子どもを育てる場合「子どもが”アメリカ人化”してしまう」ことに複雑な思いが生まれることもあります。

国際結婚をすれば、海外に住めば、子どもがハーフで、バイリンガルになるし、かっこいいし、というのは「日本の社会」の中から見た時にはそう見えるかもしれません。

でも現実は日本で起きているのではなく、現場で起きているのです。

現場では決断の連続です。どこに住むのか、英語ではない方の言語(例:日本語)をどう残していくのか、キャリアはどうするのか、ずっとここに住むのか、日本の親は、子どもたちの教育は、、、。

人から「見られた」時には「すごい」と見えるかもしれない。

けど、実際の私は英語は得意ではないし、この国でのキャリア、、、今は子育てしかしていないし、夫ともすれ違いが続くし、、、そんな風に海外生活が「生活」になった時に苦しくなってしまう。

さびしくて、日本が恋しくて、でも帰れなくて、悲しくて眠れない。そんな夜もあるかもしれません。

 

悩みがあることは前に進んでいる何よりの証拠

でも、あの時は今のこの生活に続く「あの決断」をしたことがベストだった。

あの決断が自分をしあわせにしてくれると思ったから、やってみたいと思ったから、やらなきゃ後悔すると思ったから、そう決めたんだよね。

「あの頃」の自分をどうか責めないで。

あの頃に留学や仕事や海外生活や国際結婚が手に入らなければ、ずっと憧れを胸に抱いたまま苦しかったのかもしれない。

これがベストだと思って実行し手に入れた自分を、誉めて認めてあげてほしいのです。その上で、今の自分は何を望んでいるのか、今一度振り返ってみてください。

「あの時望んでいたもの」と「今欲しいもの」が違うのは当然で、それは「あの時望んでいたもの」を手に入れたからです。

人は変わるものです。成長するからです。成長するから、望みも手に入れたいものも変わって当然なのです。

実際にそれを経験してみたから、想いが消化されて次のステージに進んだという証拠なのです。

実際に望んでいたものを手に入れることができたなんて、めちゃくちゃすごいこと!後悔したり、自分を責める必要なんてない。「あ、あたし頑張ってきたんだ」そう、ご自分を称えてあげてほしいです。

人生はきっと「微調整」の連続です。私たちは成長し続け、変化していくから。

過去に「ベスト」だった選択と、現在、そしてこれからの「ベスト」をすり合わせていくこと、それが生きること、なのではないでしょうか。

今何かに悩んでいるあなたは一生懸命生きている。悩みがあることは前に進んでいる何よりの証拠です。

自分を知って自分の人生を生きる、人間関係をより良くするためのコーチングをしています。無料メールマガジンはこちらから。

市がコロナ禍のサポートで18歳以下の子どもに週3回配っているランチ。かなり盛りだくさん!

Written by 佐古祐子(アメリカ)

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