こんにちは!気ままにOZ Life担当、オーストラリア・メルボルン在住のピーパット愛美です。
2020年はコロナに翻弄された1年となりましたが、学びの多かった年でもありました。
皆さんも、コロナでの自粛生活やリモートワークにより生活がガラッと変わった方も多かったのではないでしょうか?
以前の記事でメルボルンの引っ越し事情について書きましたが、メルボルンやシドニーの土地の価格はリーマンショックでもほとんど影響を受けずに20年以上常に右肩上がりなのは有名です。
移民が多いオーストラリアでは人口が増え続けているし、アメリカや日本よりも投資としても不動産の購入は未だに人気です。
一方、オーストラリアの主要都市で暮らしている私たちのようなヤングファミリーにはマイホーム購入は夢のまた夢。日本円で約1億程でやっと狭めの一軒家が購入できるような感じです。
そんな中、私の友人はメルボルンから車で2時間ほどの場所にある中古のファームハウスを購入しました。友人は政府関連の仕事をしていて、旦那さんは顧問弁護士、3歳になる娘がいます。
コロナで自宅から仕事をするようになったのをきっかけに、シティーから15分の場所にあるアパートから、思い切って田舎に住むことを決めたそうです。
2021年からオフィスに戻って働く人が増える中、彼らは上司に依頼し、週に1回の出勤を条件にそのままリモートで働けるよう許可をもらったそうです。
少し前までリモートワークで田舎暮らしって、エンジニアやウェブデザイナーなどのテック系の職種でしかできないイメージだったので、お堅い系の仕事でもそれができちゃう時代の変化にちょっとびっくりしました。
オーストラリアはコロナ以前からもペーパーレスやキャッシュレスがかなり進んでいたので、リモートワークへの移行も容易だったのかもしれません。
実際にロイ・モーガンというリサーチ会社の調べによると、オーストラリアに住む32%もの就業者がコロナによるロックダウン後にリモートワークをしていたそうです。
通信業界では47%、行政・防衛では51%、金融・保険業界では58%の人がリモートワークにシフトしたそうです。(参照はこちら)
カスタマーサービスの仕事をしていた友人も、電話での対応になり、ニューサウスウェールズにあるビーチの近くの家に引っ越しましたし、他の友人の両親はメルボルンのコロナの状況をみて悪化すると予想し、田舎にある別荘にこもりっきりです。
私の義母は医療従事者なので、家族をリスクに晒さないために、ノーザンテリトリーで働きながら生活しています。
私の周りでも、結構な人数がコロナをきっかけに都会から離れています。理由はともあれ皆それぞれ大きな変化のあった1年だったんだなーとロックダウン後の近況報告でしみじみと感じました。
皆さんは、どんな暮らしに憧れますか?
コロナ渦で困ったことも多かった反面、自分の心の声により気が付きやすくなり、これからの人生を考える良いきっかけでもあったのではないでしょうか。
今年一年も皆さんにとって素晴らしい年になりますように。また来月お会いしましょう。
Written by ピーパット愛美(オーストラリア)