
仕事や家事、やることに追われる毎日という方も多いかもしれません。
でも、ふと立ち止まって考えてみてください。「最近、ただ楽しい」と思える時間はありましたか?
私は最近、ウクレレを始めてみました。手のひらサイズの小さな楽器を抱え、ぽろんと弦を弾くだけで、柔らかい音が部屋に広がります。
その瞬間、心の底から「何だこれ、楽しい!」とワクワクしました。
若い頃の私は、何かを始める時、いつも「これで何を得られるか」「人にどう見られるか」が最優先でした。
資格を取る、スキルを身に付ける、人に褒められる。達成感はありましたが、自分の喜びや本当に求めることと向き合うことを、どこかで避けていたように思います。

社会的な評価や目立つ舞台がモチベーションの中心になり、他人と比べたり、自分のエゴと戦ったりする日々。
心理セラピストとして関わる20代・30代のクライアントさんの中にも、同じように悩む方は少なくありません。
でも、年を重ねると少しずつ変わります。人は自然と「自分が楽しいと感じること」を基準に行動するようになるのです。
自己理解が深まると、日常の喜びが見えてきます。心理学的には、「自己理解の深化」と呼ばれる現象です。
経験を重ねることで、自分の感情や価値観に敏感になり、他人の期待に振り回されにくくなります。
ウクレレを弾く時の感覚は格別です。指先に伝わる弦の微かな振動。音が部屋に響く瞬間。少しずつ弾けるようになる喜び。
どれも「今ここで、自分が楽しい」と感じる瞬間そのものです。

年を重ねると、若い頃の無限のエネルギーや派手な舞台からは遠ざかります。
でも、その代わりに、日常の中で小さな幸せを見つける力や、自分の感情を丁寧に扱う力は増えていきます。例えば、
・朝のコーヒーの香りをゆっくり楽しむ。
・窓から見える空の色に目を止める。
・友人と短いメッセージをやり取りする。
こうした小さな体験も、心の健康や幸福感を高めます。
心理セラピストとしてクライアントさんを見ていても、「自分の楽しさ」に素直になれた瞬間の表情ほど、豊かなものはありません。

ウクレレを通して、「人生の輝きの形は変わっても、喜びの中心は自分の中にある」と改めて感じました。
若さはキラキラしていて、切り開く楽しさとともに、しんどさもあります。
年を重ねることは、自分を理解し、自分の喜びを軸に生きる力を手に入れることです。
小さな喜びを積み重ねることが、日々を少しずつ豊かにしてくれます。
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Written by 佐古祐子(アメリカ)