
グローバルキャリア戦略コーチ@カリフォルニアのブレナー真由美です。
今月は、少し私が20代の頃の話をさせてください。
20代の頃の私は、結婚や出産のことをほとんど考えていませんでした。とにかく「仕事が大事」「キャリアアップしたい」。それがすべてでした。
私は5人兄弟の長女ですが、弟や妹たちは20代半ばで次々と結婚し、子どもも生まれていきました。
4番目の弟が結婚した時、当時一緒に住んでいた大叔母が「もう着る機会がないから」と、自分の結婚式で着た紋付きの着物を箪笥の奥にしまった光景を今でも覚えています(笑)。
その頃の私は、まだ結婚のことなど考えていませんでした。

私は20代半ばで香港へ渡り、金融の街・香港で日系の大手銀行に入行しました。
初めての海外就職。英語を使いながら仕事をし、上司から金融の基礎を教わり、香港人の同僚たちとランチやディナーに出かける日々。
毎日が新しいことの連続で、とても刺激的でした。
香港で印象的だったのは、女性の働き方です。当時の香港では、日本よりもずっと多くの女性がマネジメントレベルで活躍していました。
また、香港のキャリア市場はとてもアグレッシブです。給与アップやポジションアップのために転職を繰り返すのはごく普通のことです。
キャリアを伸ばすことにとても積極的な社会でした。
街にはハイエンドブランドのショップが並び、ビクトリア湾を望む高層マンションや美しい景色の部屋に住むことが、一つのステータスでもありました。
そんな環境の中で、多くの刺激を受けながら過ごした20代でした。

香港で働き始めて数年。20代後半になる頃、ふとこんなことを考えるようになりました。
「キャリアだけでは、つまらない」
結婚もしたい。子どもも欲しい。人生のすべてを叶えたい。そんな思いが少しずつ芽生えてきたのです。
それまでは、一つのことに集中して、あえて結婚や出産を考えないようにしていたのかもしれません。
銀行での仕事は順調でしたが、4年後、大きな転機が訪れます。勤務していた銀行が経営破綻したのです。
駐在員から順番に帰任や転職をしていく状況の中で、私は自分に問いかけました。
「このまま金融業界に残るのか?」
金融業界は給与も福利厚生も良い環境です。しかし、その時私は改めて自分の強みを考えました。
私の強みは、人と関わること。クライアントと接点を持つことです。
その後、イベントマネジメント会社へ転職し、ドバイを含め5か国へ出張する機会にも恵まれました。
しかし、今度は日本語や、せっかくの日本のビジネスマナーを使う仕事がほとんどない環境でした。また新たなキャリアの悩みが生まれました。
そして、その1年後、日本で新卒で入社した人材派遣会社の縁がきっかけで、私は人材紹介会社の香港法人の代表となります。

ちょうどその頃、主人と出会いました。主人は「お互いキャリアを築いていこう」という価値観の人でした。
家での会話も仕事やキャリアの話が中心です。21年たった今でも、犬の散歩をしながら仕事やビジネスの話をしています。ちなみに、今は私のコーチング会社の共同経営者でもあります。
香港は、子育てとキャリアを両立するには非常に恵まれた環境でした。
住み込みのヘルパー制度があり、掃除や食事、子どもの送り迎えなどをサポートしてくれます。
信頼できるヘルパーさんのおかげで、出産後も仕事のペースを落とさずに働くことができました。
そして、週末は思い切り子どもたちと過ごすことができました。
キャリアと家庭。両方をつかむことができたのは、価値観が同じ主人と出会えたこと、そして家族のように支えてくれたヘルパーさんのおかげだと思っています。

海外転職というと、「キャリアアップのため」と考える人が多いかもしれません。もちろん、それも大切です。
しかし、私は海外でキャリアを築くことは、「人生の選択肢を広げること」だと思っています。
仕事も、家庭も、人生そのものも。すべてを大切にしながら、自分らしい生き方をつくっていく。
ぜひ、女性も男性も、もっと自由に、もっと大胆に人生を楽しんでほしいと思います。
人生は、欲張りなくらいがちょうどいいのです。
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Written by ブレナー真由美(アメリカ)