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ブラジル人女性起業家・インフルエンサーの心の軌跡を辿る

2023年1月27日
HIROMI (ブラジル)

女性起業家 Bruna Munikと

13歳から働き始めた、起業家ブルーナの始まり

Olá! ブラジル・サンパウロ州在住のHIROMIです。2023年も世界ウーマンのブラジルコラムをどうぞ宜しくお願いいたします!

さて、ブラジルではオーナーが自ら広告塔となり、ソーシャルメディアに販売する洋服や美容品などを投稿しているのをよく見かけます。

初めて見た時は、「モデルではない彼女たちはどのような考えで投稿しているのだろう」と興味を持ち、フォローをして見ているうちにいつの間にか虜になっていました。

そのうちパンデミックがはじまり、数々のお店が廃業していく中、SNS投稿をし続け、お店をもう一軒オープンしたブラジル人女性が1人います。

彼女の名前はBruna Munik ブルーナ・ムニッキ。私と彼女との出会いは約6年前。気さくで明るく、話をしていて太陽のような人だなというのが第一印象でした。

当時はすでに起業していたブルーナだったけど、どこか垢抜けない印象もありました。しかし、この数年でどんどん綺麗になっていくブルーナが気になり、今回彼女のことを書かせてもらうことに。

現在38歳で、3 歳と0歳の二児の母であり、彼女の名前を冠したブランド「Bruna Munik(通称BM)」のCEOであるブルーナは、13歳の時にサンパウロ市のショッピングモールの衣料品店で販売員として働き始めました。

そこで約4年間過ごし、自分で何かを得る必要があると感じたと言います。

「最初は3年間、衣料品の転売(大手問屋から仕入れて転売)をしていたけれど、市場を勉強するうちに自分のビジネスを拡大する必要性を感じ、実際に動き出したの。自分のブランドを持つというのが最初の計画で小さな会社だったけど、夢は大きく持っていたわ」

ブラジルでは家庭の事情などで働きながら夜間校へ行く人も多く、そこからステップアップをしていく人も多いのです。13歳から働いていたブルーナ。私が13歳の時は、青森でのほほんと中学生生活を送っていました。

なぜ自らモデルとなり投稿を始めたのか?

Bruna Munik 「BM」1号店とスタッフ達

ブルーナは当時、大きなインフルエンサーマーケティングに投資するお金がなかったので、彼女自身が自分のブランドのモデルとインフルエンサーとなるために投稿を始めました。

「それは非常にうまくいきました! 聴衆との同一性がすぐに分かった。そして毎日、その日のルックス、新しいニュース、私のライフスタイルを見せ、フォロワーと顧客を増やしていったの」

そして、ブルーナはビジネスがもっと売れるように、美容クリニック、靴・アクセサリー店、サービス業者や製品の広告など、他のブランドやセグメントに投稿し、コンテンツを作成し始めました。

「私たちは独自のブランドであり、私たちのDNA はしっかりと根付いています。BMはパワフルでエレガント、凛々しく豊かな心を持つ女性のためのものであり、ブラジル全土で私たちの作品を紹介するのに役立ちました。現在では国のいくつかの州にクライアントがいます」

ブルーナの投稿を見ていた私は、ええっ!そんな事も投稿しちゃうの?!とプライベート丸出しの投稿もあり、はじめは驚いたものです。それも彼女にとっては戦略のひとつだったのですね。

「ソーシャルネットワークでビジネスをしていて、全世界で10億人以上のアクティブユーザーを抱えるInstagramに、うまく位置付けられない人には多くの理由があると思います。

Facebookから始めて、Instagramに移行し、辛辣なレベルのコメントも表示されましたが、これも極端な露出が原因だとわかっています。しかし、私はそれを仕事の一部として見ています。

結局のところ、すべての人や多くの見物人を喜ばせることはできませんが、それは全てソーシャルメディアゲームの一部だと思っています」

嫌われる勇気を持つブルーナ。今の時代に必要なメンタルをしっかり持っていますね。

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