
皆さんは、「やらなきゃいけないことがあるのに、つい後回しにしてしまう」とつい自分を責めてしまうことはありませんか?
仕事、やりたいことへの新たな挑戦、子どもの送迎、家族のスケジュール管理、食事の準備に買い物に掃除。
さらに海外生活となると、ビザや各種手続き、書類集め、語学の勉強、クリスマスやサンクスギビングなどのイベント準備…毎日やることは山ほどありますよね。
気づけば一日があっという間に終わり、「やろうと思ったのにできなかった」「またYouTubeを見て時間が過ぎてしまった」
そんな自分を「怠けているのかな」と責めてしまうこともあるかもしれません。
でも安心してください。先延ばしは決して“怠け”ではありません。
むしろ心や体からの大切なサインであり、あなたが傷つかないように守ってくれるメカニズムなのです。

なぜ私たちはやるべきことを後回しにしてしまうのでしょうか。
心理学では、先延ばしは「不安」や「プレッシャー」「傷つくこと」から自分を守るための行動だと考えられています。
・完璧にやらなきゃと思うと手をつけられない
・失敗したらどうしようと怖くなる
・慣れない言語や文化で疲れている
・本当は休みたいのに頑張りすぎている
ということがありますよね。
例えば、恋人や家族、子どもへのクリスマスギフトを買う時。
「絶対に喜ばせたい!」という気持ちが強いほど、失敗を避けるためにネットで延々とリサーチして行動を先延ばししてしまうことがあります。
これは「失敗したくない」「大切だからこそ完璧にしたい」「がっかりさせたくない(がっかりさせて自分が傷つきたくない)」という気持ちの表れなのです。
このように、先延ばしするタスクは、それだけ失敗できない大切なこと・不安を感じやすいことの場合が多いのではないでしょうか。
挑戦する行動に失敗はつきものですが、行動しない限り状況に変化は起きない代わりに「失敗」したり「責められたり」「怒られたり」する可能性はありません。
「失敗」して傷つくことを避けるために、無意識にコミットしない・行動しない「先延ばし」という行動を選び、気づけばスマホを見続けたり、掃除や模様替えを始めたり、別の行動に逃げてしまう。
この行動が”自分を守るため”の先延ばしのメカニズムなのです。
傷つくこと・安全ではないことを避けることは、私たちの脳にとってとても大切なことなのです。

このように、先延ばししてしまう自分を責める必要はまったくありません。
「私は怠けものだ」「全然やるべきことが終わっていない」「私がダメだからだ」などと自分を責めると、ますます動けなくなります。
先延ばしは「サボり」ではなく「心の負担が大きいですよ」というメッセージです。
大切なのは、「私は不安なんだな」「怖いんだな」「疲れているんだな」と、やさしく気づいてあげること。
どんな先延ばしも、
・あなたがそこに価値を見出しているから
・あなたがそのことをとても大切に思っているから
・あなたがそれを絶対に成功させたいと願っているから
だからこそ先延ばしをしてしまうはずです。先延ばしは「これは私にとってとても大切なことなんだ」というサインなのです。

次のような小さなステップに工夫すること心の負担が少し軽くなり、行動しやすくなります。
① やることを細かく分けて一歩ずつ進める
②「5分だけやってみよう」と決める
③ 終わったら自分をねぎらう
そして「私は何を大切に思っていて、何に価値を置いているんだろう?」「私はなぜ怖いと感じているんだろう?」と問いかけることが、前に進む小さな一歩になります。

海外に出てチャレンジしている女性、海外に暮らす女性の多くが学業、キャリアや家庭、恋愛や結婚など、人生の大きな選択に直面することでしょう。
海外に暮らすことで、孤独感や文化の違いが重なり、心のエネルギーが削られることもまったく珍しくありません。
やらなくてはいけないと分かっている、でもどうしても動けない…そんな風に先延ばしが増えたとしても、ごく自然なことです。
毎日頑張っているあなたを「よしよし、頑張っているね」と今日もいたわっていきましょう。
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Written by 佐古祐子(アメリカ)