MENU

食でマレーシアと日本を繋ぐ、私の仕事の裏側(企画からPRまで)【前編】

2026年4月13日
土屋芳子 (マレーシア)

マレーシアに日本の春を届けるプロジェクト

マレーシア、クアラルンプールからこんにちは。土屋芳子です。

四季のないマレーシアでも、春を感じることのできるエクスペリエンスの提供が始まります。

4月23日から1ヶ月間、シャングリ・ラ ホテルの「Zipangu by なだ万」にて、日本一の鯛の街である愛媛県愛南の「鯛尽くしコース」が販売されます。

私はこの企画に、コーディネーターとして関わらせていただきました。

鯛の生産者およびサプライヤーとホテルを繋ぐことから始まり、プロモーション企画の立案、シェフとのメニュー調整、メディアイベントの演出設計までを行いました。

さらに、KOLの選定・手配、リールや各種コンテンツ制作、料理詳細資料の作成、メディアプレビューイベント当日の現場運営まで対応しました。

今回は前編として、プロジェクトの立ち上げからコンセプト作りまでの仕事の裏側をお伝えします。

 

コーディネーターとしての挑戦

企画からPRまでを通してマレーシアと日本を繋ぐことは、かねてからやりたかった仕事です。

これまでもフード業界のビジネスマッチングや試食会開催など、小規模なものは手がけてきましたが、今回は特にクアラルンプールでは初の試みでした。

普段から私はさまざまなホテルでフードレビューやステイレビューを行っているため、PRマーケティングの担当やゼネラルマネージャー、セールスマネージャーとの繋がりが多くあります。

その中で、シャングリ・ラ ホテル クアラルンプールの中にある日本料理店「Zipangu」で、イベントなどを積極的に行っていきたいという話がありました。

Zipanguは「なだ万」と共同で運営しているレストランで、ヘッドシェフは日本のなだ万から来ています。

 

生産者とホテルを繋ぐ架け橋

そこで、知り合いの会社社長や、日本から食材を輸入しているインポーター、ホールセラーなどに「もし日本のことや食材をマレーシアでPRしたい場合は声をかけてください」と話していました。

すると、愛媛県の愛南漁協組合の鯛をPRして販売を強化していきたいという話があり、ホテルと鯛生産者(サプライヤー)を繋ぐことになりました。

顔合わせの後、イベントを実施する方向で両社から大筋で合意が取れたので、タイムスケジュールを決めるとともに企画書を出します。

メディア向けお披露目イベントを行って十分にPRできる時間を取った後、1ヶ月間コースを販売するという流れに決まりました。

 

「売れる形」への昇華と戦略

愛南の鯛という食材の魅力を最大限に引き出し、まずはマレーシアのお客様に喜んでいただけることを念頭にしつつ、「売れる形」へと昇華させることを目的にしました。

単なるイベントで終わるのではなく、お客様に喜んでいただき、継続して鯛を仕入れてもらえる状況まで持っていくのがミッションです。

マレーシアでは鯛はそこまでメジャーではありません。

日本の魚で有名かつ人気なのは、やはり濃厚な口当たりのマグロやハマチです(それ以前に1番人気はサーモンですが)。

そのため、ただ鯛のコースを作っても注目されず地味になってしまいます。そこで、「鯛はおめでたいもの」「春を存分に感じてもらう」ということを強調してプロモーションしていこうと決めました。

今回は、プロジェクトの立ち上げからコンセプト作りまでをお届けしました。

次回の後編では、いよいよ一流シェフと共に作り上げたこだわりのメニュー内容や、感動に包まれたメディアイベント当日の様子を詳しくお伝えします。後編を、どうぞお楽しみに。

【愛南真鯛の芸術 AINAN RED SEA BREAM Experience】
場所:Zipangu, Shangri-La Kuala Lumpur
開催期間:23 April – 22 May 2026
ご予約はこちらのホームページから
インスタグラム:Shangri-La Kuala Lumpur

 

※ マレーシアでの飲食店向けPR、SNSマーケティングを承っています。また、企業のマレーシア進出のための視察コーディネート、調査などもオーダーメイドで対応しています。お問い合わせはInstagramからお願いしますからお願いします。

Written by 土屋芳子(マレーシア)

土屋 芳子(マレーシア)

この投稿をシェアする

イベント・セミナー一覧へ
コラム一覧へ
インタビュー一覧へ
ブックレビュー一覧へ
セカウマTV一覧へ
無料登録へ