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クアラルンプール人気店!ichi-uで味わう進化系和食とは

2025年7月11日
土屋芳子 (マレーシア)

世界で出会う“日本らしさ”の進化系

前回の記事では、クアラルンプールでいただける本格的なお寿司について書きましたが、今回も和食関連の話を。

クアラルンプールに暮らしていると、世界中の食を当たり前のように目にします。マレーシア料理、中華料理、インド料理はもちろんのこと、中東料理やハンバーガーも至る所に。

日本食も人気が高く、ラーメンや居酒屋、お寿司や焼き鳥などの本格派レストランが街のあちこちに点在しています。

日本人からすると、「日本人シェフのいるレストランでの料理が一番おいしい」と感じて落ち着けるというもの。

しかし、世界の人から見ると、見た目の華やかさや馴染みのある食材の組み合わせを取り入れた「日本人以外が作る日本食」の方が、むしろ人気だと感じることも多々あります。

 

ローカルから生まれる新しい和のカタチ

たとえば、クアラルンプールの中心部にある「シェラトン・インペリアル・ホテル」と同じビルに誕生した「ichi-u(⼀宇)」。

ここはマレーシア人シェフによる日本料理店ですが、その完成度と独自性には驚かされます。

料理長は、和食歴17年のベテラン。週に2回日本から空輸される鮮魚を使った刺身や寿司はもちろん、目を引くのはその盛り付けと創意工夫です。

たとえば、「Phoenix Roll」は海老天ぷらをサーモンで包み、目の前で炎の演出を加えるという一皿。

味覚だけでなく視覚でも楽しめるこの大胆さが、マレーシアのダイナミックな食文化と日本食の繊細さを見事に融合させています。

また、「ピータン入りの茶碗蒸し」という意外な組み合わせも登場します。

中華の食材であるピータンを使いながら、日本の伝統的な茶碗蒸しの優しい味わいを損なわず、むしろ奥行きを加えているのが印象的でした。

お寿司やちらし丼などは、奇をてらうことなく正統派の日本の味なのですが、ローカルシェフだからこそ可能な“自由な日本食”も多数。

それがichi-uの魅力です。火の演出やドライアイスによる煙、エディブルフラワーをふんだんに使った華やかな盛り付けなど。

 

美しさと華やかさが散りばめられた和食

店内は木を基調にした落ち着いた空間で、家族のお祝い、デート、友人との会食など、あらゆるシーンにフィットします。

侘び寂びのきいた、地味な中にも研ぎ澄まされた美しさがある伝統的な「和」の世界は、万人に理解されるのには時間がかかりそうですが、こういった分かりやすい美しさと華やかさが散りばめられた和食は、世界中で広まり人気になるスピードが早いですね。

現地に住む日本人として、日本の味を懐かしむだけでなく、「進化する和食」を見届けるのも、海外生活の醍醐味かもしれません。

【ichi-u Japanese Cuisine】
住所:Sheraton Imperial Kuala Lumpur, Jalan Sultan Ismail
営業時間:12:00〜22:00
予約:https://wa.me/60146412866
Instagram:@ichiu.japanese.dining

※企業のマレーシア進出のための視察コーディネート、調査などをオーダーメイドで承っています。また、マレーシアでの飲食店向けPR、SNSマーケティングも承っています。お問い合わせはインスタグラムからどうぞ。

Written by 土屋芳子(マレーシア)

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