秋から冬への養生美肌薬膳、玉ねぎも丸ごとの塩豚のポトフ
みなさまこんにちは。デンマーク在住の高見節佳です。コペンハーゲンはすっかり秋。空気も乾燥して日中もアパートの自動ヒーターが稼働しています。
そうなると気になるのはお肌の乾燥。秋になると保湿クリームを買い替えるというお話もよく聞きますが、それだけでは足りないのが現実ですよね。
薬膳料理の世界では、お肌の潤いには体の内側ケアが大切だと言われます。
では、何を食べたら良いのでしょうか?
乾燥肌に良いと言われるナッツ類は、胃腸の弱い方には重く感じられたり、食べすぎて吹き出物が出てしまったり。
薬膳食材のクコの実などは、「何処で買えばよいの?」というお声もよく聞きますので、今回は身近な材料で手軽に作れる、秋冬の体力アップと潤いサポートの薬膳レシピをご紹介します。
体の内側から潤して元気を与えてくれる豚肉と、古くからお腹の薬とされてきたキャベツに玉ねぎ、にんじん。シンプルに煮込むだけでじんわり美味しい。
夏の疲れが溜まった体を優しく癒し、胃腸に負担をかけることなく滋養してお肌を潤してくれるポトフです。
塩豚の準備は少し面倒に感じるかもしれませんが、まとめて仕込んでおくと1週間近く楽しめますし、旨味が出るのでポトフの味付けも一切要りません。時間がない方向けの説明や塩豚のアレンジ法も併せてご紹介します。
まんべんなく塩をすりこんだら1本ずつクッキングペーパーで包み、ラップする
・豚バラ肉ブロック 400g
・塩 小さじ2
①豚肉全面にまんべんなく塩をすりこむ。(ビニール袋に塩と豚肉を入れて揉むとラク)
②クッキングペーパーで全体を包み、その上からラップをぴったりと巻いて冷蔵庫で保管。
③余分な水分が残っていると傷みやすくなるため、毎日1回程度クッキングペーパーが濡れていたら取り替えて、3日目〜5日目が食べ頃。
※3日目〜5日目が食べ頃ですが、塩が馴染めばOKなので、翌日からも楽しめます。豚肉の表面が乾き気味になってきて、透明感のある赤色になってきたらOKです。
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