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注目を集めるブラジルの不動産事情。賃貸で気をつけたいポイント

2024年8月28日
HIROMI (ブラジル)

注目を集めるブラジルでの不動産

Olá!! ブラジル・サンパウロ州在住のHIROMIです。今回はブラジルにおける建設、不動産事情についてご紹介します。

日本では賃貸専用アパートや分譲マンションなど、借りるか買うかで建物の用途がはっきりと分かれています。

一方、ブラジルでは最初はすべて分譲マンションとして建設されます。ブラジルではマンションのことを「Apartamento(アパルタメント)」と言いますが、ここでは分かりやすく「アパート」と表記します。

建設会社は建設前から販売を開始し、アパートに住みたい人やアパートを貸して収入を得たい人が建設会社から購入します。

建設後の部屋にはトイレとシンクしかありません。購入者は床、クローゼット、電気、シャワー、壁紙などを別業者に依頼してカスタマイズします。

同じ建物内のアパートでも、各部屋の内装はまったく異なるものになります。賃貸価格も、大家さんによって変動します。

また、外国人が不動産を購入することが認められています。土地や建物の所有も可能ですが、海岸地帯、国境周辺、国の指定エリアである安全地帯では購入が許可されていません。

ブラジルの中でもサンパウロ市は経済発展が目覚ましく、コンドミニアムの建設も積極的に進められています。地価の上昇している地区も増え、不動産価格も年々上昇しており、不動産投資家たちから注目を集めています。

 

建設会社の販売アプローチがすごい

私が参加した建設会社のイベント

不動産の購入は決して安い買い物ではないため、建設業界ではさまざまな工夫をしています。

たとえば、土地全体を「ひまわり畑」にするキャンペーンを行い人を呼び込むことがあります。

ある朝、テレビで宣伝を観て面白そうだと思い、一度行ってみました。何もない辺鄙な場所に突然現れた壮大なひまわり畑には驚きました!

土地を知ってもらうために宣伝を行う建設会社もあれば、イベントを開催して人を呼び込む場合もあります。

日系人が多く住む地域では、建設前のアパートを売り出す企業が、アパートの詳細説明だけでなく、「日本の文化や食、芸能を楽しんでもらう」イベントを開催することがあります。

昨年からご縁がある建設会社に依頼され、先日、イベント会場にて着物を着て演奏を行いました。私の津軽笛とフルートで日本の音楽を聴いていただき、折り紙、囲碁・将棋・麻雀の体験ができました。

また、お寿司や日本酒などを楽しんでもらい、ビンゴゲームも開催されました。豪華なイベントを通じて、アパートを購入したいと思わせるための工夫がされていることに感心しました。

 

ブラジルの賃貸で気を付けるべきことは?

ブラジルでお部屋探しをする際には、トラブル事例が多数報告されているため、注意が必要です。

一般的には、Imobiliaria(不動産仲介業者)を通してアパートを借ります。

不動産仲介業者は、大家さんとの交渉やトラブル時の仲介を行ってくれるので直接契約するよりも安心です。

賃貸アパートの場合、基本的に部屋の中をリフォームすることはできません。

ただし、契約にもよりますが、たとえばお風呂を設置したい場合、住人が最初に自分で費用を負担すれば、大家さんから許可が出ることもあります。

これは、何か役に立つものを設置するとアパートの付加価値が上がるからです。

ブラジルでは大家さん次第で融通が利く場合もありますが、交渉がうまくいかない場合は住人が費用を負担しなければならないこともあります。

その分、家賃を下げてもらう交渉ができることもあります。

 

ブラジルでの賃貸トラブルの例

大家さんとの交渉が成立したにも関わらず、トラブルに遭うこともあります。

たとえば、家具付きのアパートで、備え付けの家具や電化製品が古いため新調してほしいと交渉し、大家さんからOKが出たので契約したものの、引っ越してみると古い家具のままであったというケース。

ひどい例では、家具が白アリに食べられていたのに、わざと見えないように隠されていたという話も聞いたことがあります。

大家さんに言ってもごまかされることがあるので、入居前に写真を撮っておくことをおすすめします。

また、大家さんの都合で突然退去を求められることもあります。多くの場合、大家さんやその親戚が住むからという理由ですが、本当かどうかは分かりません。

このような場合でも、不動産仲介業者が間に入っていれば、ある程度の対処が可能です。

その一方で、住民がトラブルを起こしたケースもあります。

たとえば、賃貸ではリフォームが禁止されていますが、住民が勝手に壁にペンキを塗り、入居時とはまったく異なる部屋にしてしまった場合、大家さんから別途請求が来ます。

入居時と同じ状態で退去するのがブラジルの賃貸アパートの基本です。

退去時に、備え付けの家具・電化製品が紛失していたり、破壊、欠損がある場合は、アパートの付加価値を下げるとみなされ、それに対する請求がきます。

 

アパートメントを綺麗に保つ習慣

ブラジルではFaxineira(掃除専門の女性)を雇う習慣があり、最低でも週に一度は必ずアパートの部屋全体を大掃除します。

日本でいう年末の大掃除を、週に一度行うのです。そのため、ブラジル人の家は常に綺麗に保たれているのでしょう。

日本から来られる方の中には、「家に他人を入れたくない」という理由で、Faxineiraを雇わず自分で掃除をされる方もいます。

お掃除に慣れていて、常に綺麗な状態を保てていれば問題ありませんが、そうでない場合、退去時に大家さんに請求されることが少なくありません。

ちなみに、私は簡単な掃除しかできないのでFaxineiraに任せています。

はしごを使って高いところの窓の外を洗い、重い家具を動かして床を磨くFaxineiraさんを見るたびに「すごいな」と思っています。

 

日本の不動産と大きく違う点

建設会社のイベントにて。子連れファミリーを呼び込む姿も見られます。

日本ではマンションや家が古くなると価値が下がってしまいますが、ブラジルでは古いアパートでも価値があまり下がりません。

むしろ、リフォームや家具の追加によって付加価値が付き、価値が上がります。

立地の良い場所や人気のある場所では、購入時の価格よりもはるかに高い値段での売却が可能です。

上述のようなトラブルもありますが、我々外国人も購入できるので、一度不動産を見てみてはいかがでしょうか。

今回、私がお仕事させていただいたのは、サンパウロ州サンパウロ市にあるMirandópolisという地区で、地価がどんどん上がってきています。

日系人が多く住む街で、日本風ではない正真正銘の日本食レストラン街もできてきています。

これからブラジルに住む、または住みたいと考えている皆さんの参考になれば幸いです!Até mais!! Tchau!!!(またね!バイバイ!)

Written by HIROMI(ブラジル) 

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