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海外で働く魅力と現実。アジアとアメリカで働き、子育てして思うこと

2025年5月16日
ブレナー真由美 (アメリカ)

海外で働くことを意識したきっかけ

海外転職キャリアコーチのブレナー真由美@カリフォルニアです。海外に出て30年を超えました。

私はイギリスへの留学をきっかけに「世界は日本だけではない」と実感し、それ以来、ずっと海外に魅了されてきました。

地元の大学を卒業した当初は、就職先として東京しか考えていませんでしたが、イギリス留学を経て英語を習得し、世界中の人々とコミュニケーションが取れるようになったことで、より広い世界を意識するようになりました。

最初は英語を活かせる仕事や海外の人と一緒に働ける環境を求めていました。

東京で新卒として就職した人材派遣の会社では、アメリカ人の同僚がいて、外資系企業向けの営業を担当しましたが、それでも「もっと英語を使う仕事がしたい」という思いを常に抱いていました。

そんな中、留学時代の香港人の友人たちに「香港に遊びにおいでよ!」と何度も誘われ、4泊5日の小旅行で香港を訪れました。

その熱気と活気に圧倒された私は、「ここなら英語を活かしながら働ける」と直感し、単身で香港へ移住する決意を固めました。

 

香港で海外キャリアスタート

香港で働く魅力は、何といってもその活気です。香港人は仕事熱心で、キャリアアップを目指して常に学び続ける姿勢を持っています。

街は24時間眠らず、朝方まで営業しているレストランやバーも多く、特に単身者にとってはとても楽しめる環境でした。

現地での友人も欧米圏の人々や英語を話せる香港人が多く、仕事だけでなくプライベートでも国際的な交流が広がりました。

ただし、香港での生活は決して楽なことばかりではありませんでした。

最初は収入も少なく、水回りの悪い小さなアパートに住み、騒がしい街の中で過ごす日々。特に体調が悪い時や精神的に疲れている時には、孤独を感じることもありました。

それでも、香港の人々の向上心に刺激を受け、資格取得や語学学習に励みながら、自身のキャリアを築いていきました。

また日本から近いため、仕事の出張を兼ねて年に2回ほど帰国できたのも大きなメリットでした。

 

香港での子育てとワークライフバランス

香港で22年を過ごし、第二の故郷と思えるほど現地に馴染めたのは、常に前向きな香港人や世界中から集まる人々との出会いがあったからこそです。

香港では3人の子供を出産し、子育ても経験しました。

アジア圏では、住み込みのヘルパーさんを雇うことが一般的で、家事や育児を任せることでフルタイムで働くことができました。

特に、仕事と育児の両立を求めるキャリア志向の人にとって、こうしたサポート体制が整っているのは大きなメリットです。

しかし、子供が成長するにつれて、より落ち着いた環境で育てたいという思いが強くなりました。

「ヘルパーさんに頼るのではなく、自分たちの手で子供を育てたい」という考えから、家族でアメリカへの移住を決断しました。
 

アメリカでの暮らしとキャリアの違い

アメリカに移住してまず感じたのは、「生活のゆとり」と「家族を優先する文化」でした。多くの企業が家族を大切にする価値観を持ち、フレキシブルな働き方が可能です。

例えば、コロナ禍以前からリモートワークを導入している会社もあり、子供の送迎をする父親の姿も珍しくありません。朝は早いですが、夕方4時台に退社する人も多く、ワークライフバランスを取りやすい環境です。

一方で、アメリカは物価が高く、西海岸は特に住宅費が高騰しています。アジア系や日系のスーパー、レストランが多い地域は便利ですが、その分生活費もかさみます。

また、銃社会という側面があり、治安に不安を感じる人もいます。ただし、私自身は8年間アメリカで生活する中で、銃犯罪に巻き込まれたり、身近で危険を感じたりしたことは一度もありません。

ただし、アメリカには別のリスクもあります。たとえば、今年初めのロサンゼルスでの山火事のように、自然災害が多い地域であるため、常に防災意識を持って生活する必要があります。

それでも、こうしたリスクを恐れていてはどこにも住めません。どこに住むにせよ、その環境に適応し、対策を講じながら暮らしていくことが大切です。

 

海外で働くことのメリット・デメリット

海外で働くことのメリットとしては、下記が挙げられます。

・キャリアの選択肢が広がる:グローバルな視点で仕事を探せる
・多様な人との出会い:日本では出会えない背景を持つ人々と交流できる
・語学力の向上:実践的な英語力・多言語スキルが身につく
・ワークライフバランスの向上:家族を大切にする文化がある国も多い
・新しい価値観を得られる:異文化の中で柔軟な考え方が身につく

一方、デメリットとして挙げられる大きなものは下記の3つでしょう。

・家族との距離:日本の家族と離れて暮らすことで、緊急時の対応が難しい
・生活の不便さ:日本のような細やかなサービスがない場合もある
・言語の壁:ビジネスレベルの語学力が求められることが多い

私は、海外に出てから、日本に帰国したいと思ったことは一度もありません。ただし、親との距離があることで、将来的に何かあった時にすぐに帰れない辛さを、これから経験するかもしれません。

それでも、アメリカではさまざまなバックグラウンドを持つ人々と出会い、子供たちも国際色豊かな環境で育っています。

海外での生活は決して楽なことばかりではありませんが、その分得られるものも多くあります。新しい環境に飛び込むことで、視野が広がり、人生の選択肢も増えていきます。

これから海外で働くことを考えている人にとって、少しでも参考になれば嬉しいです。

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Written by ブレナー真由美(アメリカ)

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