
海外に暮らしていると、日本が恋しくなる瞬間はたくさんあります。特にその思いが強くなるのが「食」。
中でも、お寿司は多くの日本人にとって、ふるさとの味そのもの。あの繊細なシャリの温度、口の中でとろけるネタ……何気なく食べていたあの一貫が、海外ではとてつもなく遠く感じることもあります。
マレーシアでは国の急速な発展とともに、日本食への関心が高まり続けています。
2025年6月現在、国内の日本食レストランは760軒以上に上り、その多くがクアラルンプールに集中。市場規模は約3.3億米ドル(約500億円)にまで成長しました。
しかしながら、ほんの数年前まで、マレーシアで本格的なお寿司を手頃な価格で食べるのは簡単ではありませんでした。
握り寿司はあっても、ネタの質や職人の技術は「なんちゃって寿司」レベルの店が多く、本格的なものは高額で、限られた人たちだけのものでした。
けれど、今やマレーシアの生活水準はぐんと上がり、日本と同等レベルのお寿司を味わえる時代に突入しています。
今回は、クアラルンプールのおすすめの店3選をご紹介します!

寿司職人による本格的な「おまかせ寿司」を楽しめるお店は、今やクアラルンプールに70軒以上あり、15,000円ほどから素晴らしいお寿司をいただくことができます。
先日足を運んだのは、クアラルンプールのグランドハイアットホテルで実施されている、プライベートサロン形式の高級寿司ダイニング。
本来はホテルとして一般公開していない場所に突如現れた、スポットライトで照らされた8席のみのカウンター。
そこでアメリカでミシュランの星をとったこともある「寿司麻布」のMarkey(荒川大樹)シェフによる本格江戸前寿司のおまかせコースをいただきました。
こちらは、グランドハイアットKLと寿司麻布の週末限定コラボディナーです。
豊洲市場からの新鮮な魚を刀のような包丁で目の前で切り、お寿司を握る真剣な所作を眺める。おいしいのはもちろんですが、これらの職人の技をじっくりと楽しめるのもこの上ない体験。
お酒のペアリングコースは、食前酒の濁り酒とコースに合わせた3種のお酒をフリーフローでいただけます。
コースは全17品で、お酒込みで価格は一人RM788(約27,000円前後)。トロ、赤貝、金目鯛といった繊細なネタが、絶妙な温度と技で提供され、目の前で一貫ずつ握られるライブ感はまさに日本そのもの。
ガラス張りの高層階から夜景を眺めながら、お寿司とワインのペアリングを楽しむ時間は、非日常そのものでした。
このレベルの体験がマレーシアでできるとは、数年前までは考えられなかったこと。現地在住者としては、本当に感慨深い変化です。
【AZABU X GRAND HYATT KL】
Sake, Uni & Caviar Tasting Dinner
住所: At Level 5 The Hidden Plate, Grand Hyatt KL
-Every Thursday & Friday
-First Seating: 6:00 PM | 6 seatings
-Second Seating: 8:00 PM | 8 seatings
詳細、予約(3日前までに)は下記URLから
https://vouchers.hyatt.com/KUAGH/events/A1008803?lan
1 2