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ヨーロッパ各国のお客さんの特徴とは?仕事で感じた国民性の違い【後編】

2026年1月21日
Towami (ドイツ)

文化の違いが面白い

こんにちは。スイスのジュネーブに8年住んだ後、2018年からドイツのフランクフルトを拠点に会社員をしながら、ヨーロッパを旅するように暮らしているTowamiです。

前回のコラムに引き続き、これまでに仕事で出会ってきた、ヨーロッパ各国のお客さんの特徴を紹介したいと思います。

もちろん人々を国籍で一括りに語ることはできませんが、「この国の人たちは、どちらかというとこんな傾向があるな」「この国の人たちは、こんな反応をすることが多いな」といった気づきです。完全に個人的な主観ですので悪しからず。

今回は、後編として、スウェーデン、スイス、ルクセンブルク、オーストリアのお客さんです。

 

スウェーデンのお客さんの特徴

ストックホルムの街は、港沿いの建物が美しいです。

彼らは、とても独特です。例えば、取引先として初めて会うお客さんであっても、すぐに仕事の話に入るというより、まず私という人間を理解しようとする質問を多く投げかけてきます。

私のバックグラウンドやこれまでの経験、過去にどんな場所で暮らしてきたのか、さらには家族構成など、単に仕事の取引先としてではなく、「どんな人なのか」を知るための質問が自然と続きます。

そのため、初対面では仕事の話にすぐ入らず、会話の多くが人となりや価値観に向かうことも少なくありません。

全体として、相手を本質的に理解しようとする姿勢が、とても強いと感じます。

 

スイスのお客さんの特徴

ジュネーブの名店、レザミュールのお気に入りメニュー、きのことベーコンのフォンデュ。ヴァレー州の白ワイン、プティ・タルヴィンと。

スイス人のお客さんは、一番優しく、礼儀正しく、かつ、のんびりしている印象があります。

もちろん、スイスも州(カントン)ごとに文化や気質がかなり異なるため、一概には言えない部分もありますが、全体としてとても丁寧で、穏やかな人が多いと感じています。

例えば、私が昔、まったく面識のない相手に新規開拓を目的とした電話(コールドコール)をしていた時のことです。

スイスのお客さんだけは、とても丁寧に電話を取ってくれて、「うん、今はそのサービスは必要ないんだよ」と、理由をきちんと伝えた上で、「またよろしくね。良い一日を」と言って電話を切ってくれる人が多くいました。

他の国のお客さんのように、無言で切られたり、メッセージを無視されたりすることはほとんどなく、きちんと返事をくれる人が多いです。

全体的に、時間と心に余裕があり、優しい人が多い。それが、私の中でのスイスのお客さんのイメージです。

ちなみに、スイスの中でもチューリヒを中心としたドイツ語圏のお客さんは、感覚的にかなり日本人に近いところがあると感じています。

特に、時間に対する感覚です。待ち合わせやミーティングでは、開始時間ぴったりではなく、10分、15分前に到着している人も多い印象があります。

先に書いたスイス全体の「余裕があって、優しい」という印象に加え、ドイツ語圏のスイスのお客さんには、几帳面さや秩序感覚の強さが、より色濃く表れているように思います。

一方で、ジュネーブのお客さんは、少しフランス人に近い雰囲気を感じることが多いです。

いずれにしても、スイスのお客さんは全体的にのんびりしていて、話し方だけでなく、生き方そのものに余裕があるような印象があります。

 

ルクセンブルクのお客さんの特徴

ルクセンブルクのお客さんは、印象としてスイスのお客さんに似ていると感じます。

全体的に、淡々と自分のやるべきことをこなし、自分のペースで働き、派手に主張するタイプではありません。

控えめで地味に見えることもありますが、その分、とても優しく丁寧で、静かで落ち着いた、堅実な仕事の仕方をする人が多いイメージです。

ちなみに、国が小さいため、大学はスイスやベルギーなどの隣国に進学する人も多く、海外で学生時代を過ごした経験から、国際理解が深い人が多いようにも感じます。

 

オーストリア、ウィーンのお客さんの特徴

ウィーンのクリスマスマーケット

オーストリア人のお客さんは、同じドイツ語を話す国でありながら、ドイツ人のお客さんとは、また違った雰囲気があるように感じます。

全体的に、おおらかで面白い人が多い印象です。パーティーが好きで、どこか楽観的で、ひょうきんな空気を持っている人が多いように思います。

もちろん、これは人によるため、一概には言えません。

また、挨拶の仕方も国ごとに異なります。これは関係性にもよります。

ドイツ人のお客さんとは、ハグをすることが多いです。

フランスやイタリアのお客さんは、ビジネス関係であっても、ある程度親しくなると、両頬にキスをして挨拶をします。

スイスも両頬にキスをしますが、こちらは3回です。そのため、フランスやイタリア式に慣れていると、2回目で止めてしまい、相手が肩透かしを食らうことがあります。

ちなみに、私は8年間スイスに住んでいたため、逆にフランス人やイタリア人のお客さんとの挨拶の際、1人で3回目のキスをしようとして、相手の顔に突っ込んでしまったこともありました。

こうして、さまざまな国籍や文化、キャラクターを持ったお客さんと、「金融」という共通言語でつながり、話ができることはとても興味深く、毎日たくさんの面白い発見があります。

ヨーロッパの第一線で15年以上働く中で、語学に悩み続けた経験、5か国語で仕事と生活をするようになるまでの試行錯誤、ヨーロッパ生活や国際結婚、ドイツでの子育てを通して得た気づきを、メルマガで定期的にお届けしています。メルマガにご関心をいただける方は、ぜひこちらからご登録ください。

Written by Towami(ドイツ)

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