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インドネシアの定番朝ごはんとは?屋台で味わうローカル食文化

2026年2月2日
杏子スパルディ (インドネシア)

世界の朝ごはんが教えてくれる、その土地の暮らし

日本に住んでいた頃、情報番組の中の「世界の朝ごはん」というコーナーが大好きでした。

世界の食文化はさまざまですが、中でも朝ごはんはその土地の生活感が見える気がして、とてもおもしろいです。

今回のコラムでは「インドネシアの定番朝ごはん」をご紹介します。

インドネシアは、他のアジアの国々同様、出勤や登校前に朝ごはんを屋台で買って食べる人がとても多い国です。

朝の時間帯、通勤・通学路には多くの屋台が並びます。

また、週末も少し遅めの時間まで屋台が出ていて、外でゆっくり朝ごはんの時間を家族や仲間と楽しむ人たちもよく見られます。

 

ご飯ものの定番、nasi kuningとnasi uduk

まずご紹介するのはnasi kuningとnasi udukです。

ウコンで炊いた黄色いご飯がnasi kuning、ココナツミルクで炊いたご飯がnasi udukで、ご飯に好きなおかずを選んでのせて食べます。

このnasi kuningとnasi udukの両方を一緒に売る屋台が多いのも特徴です。

写真右上:先日、家族の朝ごはんに買ったnasi kuning。卵焼きや甘辛く炒めたテンペと一緒にいただきました。

写真右下:おかずはこのように並べられていて、好きなものを選びます。

写真左:白いnasi udukは、一見普通のご飯のようですが、ココナツミルクやスパイスの良い香りがします。

 

スープと一緒に楽しむ朝食メニュー

朝の時間帯にはlontong sayurの屋台もたくさん出ます。バナナの葉にお米をぎゅっと包んで茹でたlontongに、ココナツミルクやスパイスが利いた野菜入りのスープをかけて食べるのがlontong sayurです。

lontong sayurと一緒に、soto ayamが売られている朝食屋台もよく見かけます。

soto ayamはインドネシア料理の中では比較的ライトな方なので、朝ごはんに合っているのでしょう。

また、最近のような雨季の肌寒い朝にsotoを食べる人も多いようです。インドネシアのスープ料理「Soto」については、以前紹介したこちらのコラムを読んでみてくださいね!

 

お粥から蒸し物まで、多彩な朝ごはん文化

左上:bubur ayam 左下:bacang 右上:kukusan 右下:bubur kacang hijau

次に、二種類の「bubur(おかゆ)」です。一つはbubur ayam。

鶏のお粥で、テクスチャーや味は中華粥と似ていますが、インドネシアのお粥はkecapという甘くとろみのあるしょうゆや、辛いサンバルを追加します。

もう一つは、bubur kacang hijauという緑豆のぜんざいです。

ショウガや椰子砂糖、ココナツミルクで煮込んだ緑豆に、黒もち米や「追い」ココナツミルクをトッピングして食べます。

中国の影響を大きく受けたことが分かるメニューもあり、それがbacangです。

いわゆる中国のちまきと同じようなもので、中身は肉(鶏肉や牛肉)や、塩漬けのアヒルの卵などです。

このインドネシアのちまきbacangは、なぜか揚げた豆腐と一緒に売られていることが多いです。

以前はあまり見かけませんでしたが、最近、朝の時間帯によく見るのが「kukusan」、つまり蒸し物です。

芋類や豆、かぼちゃ、バナナなどを蒸したものが、「健康な朝ごはん」というキャッチフレーズの看板とともに売られています。近年の健康志向の高まりの影響でしょうか。

食べてみたいインドネシアの朝ごはんはありましたか?

Written by スパルディ杏子(インドネシア)

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