
先月、世界ウーマンのオンラインMeet upに参加しました。テーマは「国際結婚・恋愛」。
参加者全員がそれぞれ異なる国出身のパートナーを持ち、また在住国も違っていて、とても面白いお話を聞くことができました。
偶然にも最近、同じインドネシア人夫を持つ日本人の友人たちと、「インドネシア人夫あるある」について話す機会がありました。
今回のコラムでは、そのいくつかをシェアしたいと思います。
まず前提として、「インドネシア人夫」といっても、育った環境などにより何事も一概に決めつけることはできません。
今回話題に上がった夫たちは、西ジャワ、中部ジャワ、東ジャワ、西スマトラの出身です。日本在住経験がある人もない人もいて、年齢は30~40代です。
「インドネシア人夫」というにはサンプル数が少ないかもしれませんが、今回はそんな中でも多くの人に当てはまると感じた「あるある」について書いてみます。

通話の相手は、家族や親戚、友人、仕事仲間などさまざまです。
それも一回の通話で数十分話すことが多く、ふと見ると「また電話している」と感じることがよくあります。
「そんなに何を話すことがあるのだろう」と思うこともあります。

これは世界ウーマンのMeet upでもシェアし、皆さんにとても驚かれたことです。
さっきまで家にいたと思っていた夫が、気づくといないことがよくあります。
行き先は、近所のワルン(売店のような場所)やコンビニ、ご近所の家、ベンケル(バイク修理店)などさまざまです。
とにかく、ふらっとバイクで出かけ、気づいたらいないということがよくあります。
これは夫の実家でも同様です。義父の姿が見えなくても、用事がなければ特に探す人はいません。
男性だけでなく、義母も気軽に出かけることがありますが、頻度や外出時間は男性の方が多い印象です。

日本人の感覚では、1日の食事は朝・昼・晩の3回で、ほぼ決まった時間に取るものだと思います。
例えば、昼が12時であれば、その時間まで我慢するという習慣がありますし、寝る直前まで食べることも少ない傾向があります。
しかし、インドネシア人夫やその家族を見ていると、「お腹が空いたら食べる」というスタイルです。
1日4回食事をする人もいますし、日本人からすると中途半端な時間にしっかり食事を取ることも多いです。
そのため、インドネシアの家庭では、1日に1回おかずを作って食卓に置いておくスタイルが一般的です。屋台などで食べたいものを各自が買ってきて追加することもあります。
このようなスタイルだと、「その時間にそれ食べる?」とツッコミを入れたくなる場面も多くあります。
この違いは、生活を共にする日本人妻にとって、時にストレスに感じることもあり、この話題で友人ともとても盛り上がりました。

夫婦の間では、日頃の些細なことで喧嘩をすることもありますが、多くの場合、インドネシア人夫が先に謝ります。
実はインドネシア人は夫婦間だけでなく、日常的によく謝ります。
インドネシア人口の大部分を占めるイスラム教では、許しを請うことや他者を許すことが徳とされています。
そのため、ラマダン前には過ちを謝り、断食月明けのレバラン(イード)でも家族や友人同士で謝り合い、時には涙を流すこともあります。
以前は「謝れば済むと思わないで」と反発したこともありましたが、今ではこの許す文化はとても良いものだと感じています。
そう思えるようになってからは、どちらが悪いかに関わらず、まずお互いに謝るようになり、その後で落ち着いて話し合うことができるようになりました。
国際結婚でなくても、日本人同士でも育った環境によって習慣が異なることはあります。他の国や地域、パートナーの「あるある」も気になるものです。
Written by スパルディ杏子(インドネシア)