サードカルチャーキッズはThird Culture Kids。
頭文字を取ってTCKとも呼ばれます。
両親の生まれた国の文化を第一文化、現在生活している国の文化を第二文化とし、この2つの文化の間で、特定の文化に属することなく独自の生活文化を創造していく子どもたちのことをいいます。
国際結婚や海外駐在などで、両親の属する文化・国籍とは違う環境で育つ子どもたち。
親の仕事で引っ越しが繰り返され、第2の文化、第3の文化、第4の文化…の中を行き来する子どもたちさえいます。
彼らもみんなサードカルチャーキッズ。
どこの文化にもしっかりとしたルーツを感じられず、第三者としての文化背景を持ちながら育っていく子どもたちのことです。
彼らの多くは、親の知らない矛盾や葛藤を抱えているといいます。
人に分かってもらえるようなもらえないような不確かさ、不安定さ。
内部の強い部分がありながらも、誰にも分かってもらえない、認めてもらえないという想いを抱え込んでいることがあるそうです。
TCKの健やかな成長には、「TCKが言わない本音」への気付き・理解が大事なキーポイント。
そこに大人が気付けることに本質があると講師の初田美紀子さんと言います。
「うちにもサードカルチャーキッズがいる」「日本人としてのアイデンティティについて知りたい」という方、「海外で暮らす子どものこころについて」のオンラインセミナーに参加してみませんか?
今回「世界のママが集まるオンラインカフェ」では、一般社団法人 育ちネット多文化CROSS代表で臨床心理士、家族相談士の初田美紀子さんをお迎えして、「海外で育つ子どものこころについて」のオンラインセミナーを開催します。
・親が育った国とは違う国に生きる我が子。
・「日本に帰りたくない」そう訴えるわが子にどうしたらいいか。
・点々と外国から外国へ住まいを変えることのわが子への影響。
・思春期になってあらわれる症状について。
・そもそもアイデンティティとは何か。
などについてお話をしていただきます。
■日時:2018年12月4日(火) 日本時間21:30-23:00
■方法:オンライン会議ツールZOOM(事前にダウンロードください)
■参加費:1500円
初田美紀子さんは、ご自身もアメリカ・ニューヨークで幼少期を過ごしたTCK。
日本に帰国後、心に違和感を感じて長い間もがいていたそうです。
だからこそ臨床心理士となり、「今伝えたいことがある」と幅広く活動をされています。
当日はTCKに関するレクチャーの後、質疑応答の時間も設けられています。
お子さんに関する悩みもこちらで相談されてみてはいかがでしょうか。
また、主催者の西川直子さんはスペイン・マドリード在住の助産師であり、「世界のママが集まるオンラインカフェ」を通して、妊娠・出産・子育てなどに関するさまざまなサポートをされています。
こちらもお気軽に参加ご申請ください。
詳細・お申込みは、ホームページをご覧ください。
日時:2018年12月4日(火) 日本時間21:30-23:00
方法:オンライン会議ツールZOOM(事前にダウンロードください)
参加費:1500円