オーストラリア、ゴールドコースト在住のハワード美香さん。Sumire Education Centre Pty. Ltd.の代表として、日本語・英語教育、留学、教師養成、教育コンサルティングなどを行っています。元々日本で中学校・高校の英語教師として働いていた美香さんは、子育てをきっかけにご主人の出身国オーストラリアへ移住。子どもの日本語教室が近くになかったことから自身で教室をスタートし、現在ではゴールドコースト・ブリスベンに合計16の教室を運営しています。日本語教師の養成やコーチングにも取り組んでいるハワード美香さんにお話をお伺いしました。
事務局:美香さん、こんにちは!今日はよろしくお願いします。
美香:はーい、よろしくお願いします!
事務局:現在日本語教室の運営をメインに、留学サポートや教育コンサルティングなどを手がけている美香さんですが、そもそもオーストラリアへ行かれたきっかけは何ですか?
美香:一番大きな理由は、子どもの教育です。子どもたちは日本で生まれですが、小学校へ上がるまでにはオーストラリアに移住しようと考えていました。
事務局:オーストラリアの中でもゴールドコーストを選んだのはなぜでしょうか?
美香:ゴールドコーストに主人の父が住んでいて、子どもができる前から毎年訪問していたんです。ゴールドコーストのすばらしい環境に惹かれ、子どもができたらここで子育てしたいねと以前から主人と話していました。
事務局:日本とオーストラリアの子育てはどちらがいいと感じますか?
美香:断然オーストラリアですね。空気が良くて、自然が豊か。青い海と空があって、子どもがのびのびできる環境があります。また人々が親切でよく助けてくれますね。人の心に余裕があるように感じます。東京だとなかなかそうはいかないですよね。いつも混雑していてみんな余裕がないというか。オーストラリアの中でもゴールドコーストは特にのびのびできると思います。シドニーやメルボルンなどの大都市になるとまた変わってくるかもしれません。
事務局:2人の息子さんは、どのような学校に通われているのですか?
美香:長男はオーストラリアへ来て、まずゴールドコーストの公立小学校へ入学しました。現在は学区外の理数系プログラムがある公立ハイスクール(日本でいう中高一貫校)に通っています。次男は生後2ヶ月でオーストラリアへ来て、現在は公立小学校に通っています。息子たちの日本語を維持していくために日本語教室を探したのですが、通える範囲にはなかったので自分で作ってしまいました。それが今のすみれ日本語教室につながっています。(次ページへつづく)