
7月といえば、日本では夏休みが始まりますが、インドネシアでは7月が新学年のスタートです。
小学校から高校の卒業式は5〜6月頃に行われ、大学の卒業式は多くが7〜8月頃に実施されます。
まさにフレッシュスタートの時期を迎えたインドネシア。
突然ですが、皆さんの子供の頃の将来の夢は何でしたか?
これは、時代・世代・国や地域によって異なるものだと思います。
今回のコラムでは、子供たちの将来の夢や理想の職業について紹介します。

インドネシアのZ世代(1997〜2012年生まれ)の憧れの職業ランキングは、上位から起業家、マーケティング職、IT・コンピューター関連、メディア・広報、交通、金融と続いています。
1位の起業家は、特に社会経済的に低い層で人気が高く、「労働者よりも収入が高く、自立できるから」というのが主な理由です。
中でも料理関係の起業が人気で、「憧れのシェフのようになりたい」という声が多く寄せられています。
同じく上位のマーケティング職は、すべての社会層で共通して高い人気があり、「インドネシアの大きな市場に対応できること」がその理由です。
3位のIT・コンピューター関連職は、社会経済的に上位の層に人気で、「IT・デジタル分野への関心や高収入が期待できること」が理由に挙げられています。

ASEAN諸国の若者が憧れる職業に関する調査では、4か国が作家、2か国が教師をトップに挙げ、医者、歌手、映画監督などが続きました。
その中で、インドネシアではユーチューバー(コンテンツクリエイター含む)がトップだったそうです。
アジアの中でもSNS利用者が多いインドネシアでは、その影響が大きいのかもしれません。
上記のような職業に憧れる子供たちが多い一方で、インドネシアの親世代が理想とする子供の職業は、上位から「子供が望む仕事」「起業家」「医者」「公務員」「プログラマー・ソフトウェア開発」「軍人・警察官」「教師」となっています。
子供たちの夢と親世代の理想には若干のギャップがあるものの、起業家やIT関連の職業が共通してランクインしています。

一方で、日本の子供たちが憧れる職業は、こちらの記事によると、日本の小学生〜高校生の間では全体として会社員や公務員が人気です。
小学生にはスポーツ選手を夢見る子供も多くいます。また、東南アジア諸国では高収入の職業とはされない運転士、看護師、美容師などが上位に入っているのも特徴です。
インドネシアで親子共に理想の職業に挙げられる起業家は、日本のランキングでは少ない傾向にありますが、高校生の希望する職業ランキングには、初めて起業家が登場したと記事にも記されています。
最後に、現在中学生の娘の小学校の卒業式で発表された「卒業生の将来の夢」を紹介します。
上位から、医者、軍人、経営者・起業家、スポーツ選手、プログラマーがトップ5でした。
子供は国の未来です。インドネシア、日本、そして世界の子供たちが将来どのような分野で活躍し、どのような職業が今後生まれ、必要とされるのか、楽しみですね。
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Written by スパルディ杏子(インドネシア)