
スペインの歴史ある街並み
Hola!! スペインでの生活が始まりました、宮下なみ子です。前回のコラムで書いたように、私の中にはずっとヨーロッパへの漠然とした憧れがあり、移住を実現しました。
確かに憧れどおり…いや、それ以上の光景が広がっています。街中を歩けば石畳と美しい建物、カフェではおしゃべりに花を咲かせる人たち。
生ハムと乳製品は安くて美味しくて、つい食べすぎてしまう。毎日が新しい体験です。
でも、それは「理想の生活」のほんの一面。実際に暮らし始めると、「現実」がじわじわと押し寄せてきます。
まず家賃。3LDKの場合は通常800ユーロ以上。大都市なら1,000ユーロ超えもあります。
私たちはたまたま破格の物件に出会い、3LDKで650ユーロという条件で暮らせていますが、それでもジョージアでの家賃の倍です。
そして、食費や生活雑貨費。日本よりは物価は安く、特に食べ物はそうです。現在、私たちは月72,000円ほどがかかっていますが、それはジョージアの1.5倍になります。
そんな中、元々の体質もあり、私は円形脱毛症になってしまいました。太るし、ハゲるし、貯金は減るし。もう、笑うしかない。
「夢を叶えた先に、こんな現実が待っているなんて…」と思わないわけではありません。
でも、この経験もまた、自分で選んだ人生の一部。理想と現実のギャップに落ち込むけれど、それでも「来てよかった」と思えるのです。

ジョージアの街並みも素敵なんです!
今、スペインという新しい土地で暮らしていて、何よりも感じるのは「いきなりここに来ていたら絶対に無理だった」ということです。
「私が踏んできたステップには意味があったのだ」と、今になって本当に実感しています。
最初はフィリピン。ここでは「日本を離れる」ということ自体に慣れるという初期ステップを踏みました。停電、ドタキャン、想定外の連続。この経験は重要です。
さらに、フィリピンでの滞在を通して、自分の働き方の確認もできました。
リモートで仕事をしつつ、家族で暮らすというスタイルが本当に可能なのかを、自分の目と体で確かめた、まさに現実への一歩でした。
そして、3年半暮らしたジョージア。この国では「海外で家族で暮らす」という感覚が本当の意味で根付きました。
子どもたちはまったくの異言語の中で学校に通い、言葉を吸収していく姿には驚きと感動がありました。
私のジョージア語レベルは挨拶程度にとどまりましたが、それでも「言葉が通じなくても、心が通う」ことを学べたのは大きな収穫でした。
飛行機代や移動の負担を考えると、ジョージアにいたからこそヨーロッパに何度も来られたし、「もし本当に無理だったらジョージアに戻ればいい」という安心感もあります。
私にとってジョージアは故郷のような温かい存在。そのおかげで、スペインという高めのハードルにも挑戦できているのです。

東ジョージアのワイナリーにて!ワインが絶品なのです。
「海外に住みたい」「いつかは海外に挑戦したい」、そんな思いを持つ方は年々増えています。同時に「どこに住んだらいいかわからない」「いきなり移住なんて不安」という声もたくさん聞きます。
私自身がその不安を一つ一つ経験してきたからこそ、今伝えたいのは「まず下見に行ってみる」ことの大切さです。
ジョージアは、私たちが実際に暮らして、本当に良かったと思える国です。
ビザなしで1年間滞在でき、物価が安い、日本人は少ないけれど親切な人が多い。移住の第一歩にはぴったりの環境だと思います。
私たち家族もスペインへのステップを踏む前に、ここで生活の基盤と感覚をしっかり育てることができました。
今年の秋も「ジョージア下見ツアー」を開催します。ただの観光ではなく、「自分がここで暮らすとしたら?」という視点で現地を案内するツアーです。
学校や住宅、スーパーなどリアルな暮らしの場面を巡りながら、移住後のイメージを膨らませる機会になります。
「人生は思った通りになる」、これは本当にそうだと思います。
だからこそ、「自分には無理」と思ってしまったら、それがそのまま現実になってしまう。でも、「いける」「やりたい」「やる!」と思えば、不思議と道は開けていきます。
そのためには、小さな一歩が大事。その一歩を後押しできるツアーに、ぜひ来てみてください。
【ジョージア下見ツアー:2025年9月〜10月】詳細をぜひご確認下さい。
未来の自分にとって、その一歩が大きな意味を持つはずです。それではまた、次回のコラムもお楽しみに!
Written by 宮下なみ子(ジョージア)