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1週間でジョージア主要3都市+2世界遺産を巡る、ジョージア移住下見ツアー開催!

2023年4月17日
宮下なみ子 (ジョージア)

中2のお嬢さんが「海外の高校に行きたい!」と言ったのが転機

いつか海外移住したい!…けど…

გამარჯობა !!(ガマルジョバ!)こんにちは、ナミです。

3月中旬に、初の試みとなる第一回「ジョージア移住下見ツアー」を行いました。

私たちは東欧の小国ジョージアに家族で住んでおり、ジョージアに関するコーディネーター業や、その事業の一つとしてジョージア移住サポートも行なっています。

「いつか海外移住したい!」と多くの人が思うのですが、「でも…」と踏み出せない方が大半です。仕事のこと、お金のこと、言語の壁、文化の違い、様々な障壁があります。

それでも「いつか暮らしてみたい!」と多くの人を魅了するのが海外移住。「そういう方のお手伝いができないか」と企画したのが、今回の「ジョージア移住下見ツアー」です。

今回の参加者は初回ということもあり、2組3名様でした。14歳の娘さんとその母、そして3人の娘を持つお父さん。母子の方はシングルマザーで10歳の息子さんは今回お留守番。なんとこの世界ウーマンのコラムがきっかけでコンタクトをくださいました。

3人娘のお父さんは家族全員の移住を検討されていますが、今回は下見の下見ということでお父さんだけのご参加。他のご家族は秋の下見ツアーに参加予定です。みなさまそれぞれストーリーがあり、いろんな事情を持っておられます。

 

1週間でジョージア主要3都市+2つの世界遺産

高台から首都トビリシの街を一望できるビュースポットで撮影も

丸1週間の行程でジョージアの主要都市3都市+2つの世界遺産に行くという弾丸行程。今回の参加者が体力のある少人数だったこともあり、濃厚なスケジュールにアレンジしました。

そして、ワイナリーでジョージア式宴会スプラも行い、ワイナリーに泊るという貴重な経験もできました。

日本にいる間から事前学習で見たいポイントや行きたい場所などを確認し、そのメンバー、季節、タイミングなどに合わせて旅程を組み、それをシェアしてみんなで実行しました。

ツアー中はどの街でも地域犬が超フレンドリーで、私たちをアテンドしてくれ、主要観光地を周るのにずっと付いてきて守ってくれていたことにみんな感動していました。

前回のコラムにも書きましたが、ジョージアの犬は世界でも類を見ないほど賢く優しい地域犬たちです。ジョージア人のピュアな優しさが犬にもそのまま伝わっていて、たとえ観光客であっても見守りながら案内してくれるのには本当に驚かされます。

 

ワイナリーに宿泊、ジョージア人家族とふれあう夜

ワイン醸造家と彼が作ったワインと、お母様の絶品家庭料理を囲みながら「ガウマルジョス(乾杯)!」

ジョージアと言えばワイン発祥の地。8000年前から受け継がれている醸造方法でワインを作っていて、ジョージア人にとってワインは何にも代えがたい文化であり歴史であり魂だと言えると思います。

そのワインの現場を下見ツアーでは掘り起こし、ワイナリー見学だけでなく、ワイナリーのオーナーとその家族と一緒に夕食しながら作ったワインでジョージア式宴会「スプラ」までやり、しかもそのワイナリーに泊めていただくという体験をしました。

ワインを造る現場をオーナー自らに説明してもらい、その空気、肌感覚にまで触れることができ、その後そのワイン達をオーナーの語らいと共に飲めるのはかなりディープな経験です。スプラの時は何度も何度も乾杯をします。

その乾杯の際に様々なものに感謝し、祈りを捧げ、これからの未来への希望を願います。家族はもちろん、今日集まってくれた友人達、日本、ジョージア、ワイン、食べ物、祖先達、みんなで集まれる機会、季節、天候に至るまで全てに感謝します。

ワインは天、地、人が創り出したもの、1人では決して造れません。また、食事あってのワインでもあります。その全てに感謝し、味わい尽くし、祈り、また次に繋げて循環していく、還元していく。

この伝統もジョージアの文化と切っては切れない大切なものです。

 

経営者や投資家マインドがある人達は先行者利益の旨味を知っている

朝からずっとアテンドしてくれたワンちゃん。本当に賢くて全然怖くないんです

初回にも関わらず参加していただいた御三方、メジャーではないジョージアに、第一回目で正体もよく分かっていない移住下見ツアーに参加していただいたその行動力と直感力に感謝します。

少ない情報の中「これは自分の求めているものだ」と素早く見抜き、直感力を働かせてパッと動きそこに飛び込んでいく勇気は何にも繋がっていく大切なものだと思います。

多くの方は、よく知っているもの、情報が多いもの、みんなが選んでる多数決を選ぶ傾向にありますが、それでは本当の先行者利益やブルーオーシャンの旨味は得られません。

みんなと同じになるというのは実はリスクが高く、利益が低いということを経営者や投資家マインドがある人達は知っています。

海外移住においても「もうみんなに知れ渡っている国、日本人移住者が多い国」というのは確かに便利さはあるかもしれませんが、未知との遭遇や発見は少なく、生活コストも高くなります。

「海外は分からないことだらけ、どうせならそれも含めて楽しんでしまおう」と飛び込んでいき、素直に楽しめる方の方が海外移住で成功する確率はかなり高いと思います。

次回、秋開催の第二回ジョージア移住下見ツアーでどのような出会いがあるか今から楽しみです!その前の夏にフィリピンでも同様の下見ツアーを開催します。お問い合わせはこちらから。みなさんの人生のきっかけになれば幸いです。

それではまた、次回のコラムをお楽しみに!ნახვამდის(ナッホァンディス/さよなら! )

Written by 宮下なみ子(ジョージア)

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