ジョージア語のウォールアート
გამარჯობა !!(ガマルジョバ!)みなさん、こんにちは!ナミです。
今回はジョージアの言葉について、そして英語の浸透具合についてご紹介します。
ジョージアの言語はジョージア語(グルジア語)です。このジョージア語にはとても癖があります。独特すぎて、2016年にユネスコ無形文化遺産に登録されたほどです。
ლ(^▽^)ლ ←こういう顔文字を見たことがありますか?これの「ლ」も実はジョージア語!「ლ」はアルファベットで表すと「L」の音です。実際にはもっと濁った独特の発音ですが。
せめてアルファベット表記ならば、意味は分からずとも発音できますが、ジョージア語は発音することすらできません。
例えば、スペイン語でトマトは「tomate」です。見たまま「トマテ」と発音します。イタリア語なら「pomodoro」ポモドーロ。これもなんとなく読めるかと思います。
しかし、ジョージア語の場合はなんと「პომიდორი」! もう、何書いてるのかサッパリ分かりません!これは「ポミドーリ」と発音します。イタリア語と似てますね。
ジョージア語は世界でも500万人程度にしか使われていませんが、その歴史は古く、8世紀に書かれた書物には「紀元前3世紀にジョージア文字が創られた」と記載されています。
そんな独特のジョージア語をジョージア人は誇りを持っていて、絶やすことなくその文化を脈々と受け継いでいます。
自分たちの言語に誇りを持っているからか、娘たちが通っているインターナショナルスクールでも、授業のほとんどはジョージア語!!これには正直驚きました。。
ジョージア人、ロシア人、アメリカ人などの友人達とピクニック。こういう時の会話は英語
場所によりますが、街の中心部にあるようなお店だと、ほとんどの場合、お店に一人は英語が話せる人がいます。10代、20代くらいの若い人の方が英語率が高く、30〜40代はドイツ語。それ以降の世代だとロシア語。
このように、古い世代から多言語環境が当たり前だからなのか、ジョージア人の言語習得能力は高い気がします。ネットでは「ジョージアは英語が通じない!」という評価を目にしますが、この評価は近い未来変わると思います。
とはいえ私自身の英語力は低く、中学生レベルの英語をなんとか紡いでる状態です。その程度のカタコト英語なので、相手もカタコトの方が助かっています(笑)。
むしろ英語ペラペラのネイティブ圏だったら、会話が怖くて引っ込んでしまっていたかもしれません。
私のパートナーは長年移住コーディネートをしていて、ここジョージアでも移住サポート業を行なっています。その関係で「ジョージアってどうですか?」と私にも質問が来ることがあります。
それらの質問のひとつに「ジョージアは英語が通じないんですよね?」があります。でもほとんどの場合、その質問をされる方ほど、実は英語が達者でないパターンが多いです(笑)。
私も英語が上手じゃないので不安になる気持ちがとても分かります。そういう時は「安心して!こっちも相手もカタコトだから!」と、アドバイス?しています。
移住する時、最初の生活基盤を整えるまでは確かに大変ですが、それさえ整ってしまえば日常生活を送る分にはカタコトでも大丈夫かと思います。そこから少しずつ上達していけば良いのですから。
まずは家探し、子供がいる場合は学校の入学や幼稚園保育園の入園、携帯電話、ゴミ捨て、日常の買い物をする場所探しです。こういうのは移住サポートをしてるプロに頼んでしまった方がずっとコスパが良いと思います。
ということで、最後は宣伝になってしまいますが、ジョージア移住を考えていらっしゃる方はお気軽にメッセージを!
数ヶ月でジョージア語を話し始めた娘たち。現地のおじさんと意気投合
Written by 宮下なみ子(ジョージア)