MENU

変わりゆく「現地採用」 ​〜キャリア化・スキル化の未来

2019年5月13日

現地採用者とその環境が、ここ数年大きく変わっています。特にアジア圏など日系法人の進出がめざましい地域で、現地採用者のニーズは年々高まっており、採用される側の「高待遇化」「高スキル化」が指摘されています。

一昔前までは「現地採用はキャリアになりにくい」と言われていましたが、現在は、現地採用の就労経験がさまざまなキャリアパスを拓くことも常識となりつつあります。現在、海外志向の若者の中では、「ワーク・ライフ・バランス」の実現と、将来性を見出した特定の国でのユニークなキャリアビルドを求めて、現地採用を積極的に志願する人が増えています。

タイを一例に挙げましょう。2018年12月にタイの日本語情報誌「DACO」が現地採用者260名以上を対象に行ったアンケートによれば、現地採用者の半数が日本ですでに就職先を決めてタイに渡航しています。24万~69万円の手取りを得て働く者が55%おり、ビジネスレベル以上のタイ語と英語ができるトリリンガルが31%以上いることから、現地採用者の高モチベーション・高収入・高スキルの傾向が浮かび上がります。

また、日本よりタイが暮らしやすいと答えた人は85.1%、日本に本帰国する予定が「ない」「わからない」「あるが時期は未定」を合わせると93.8%にのぼり、生活への満足度が高いこともうかがえます(『DACO』現採白書リアル編・ミライ編、第493−494号)。

渦中にいる海外在住者は、この変化をどのように肌で感じているでしょうか?  当イベントでは、「現地採用」にかかわる3名の登壇者をお招きして、「現地採用」の現状と未来の展望について語っていただきます。

 

まずは「日本人現地採用者は駐在員と現地スタッフの重要な潤滑油!」と語るメキシコ在住の山下陽子さん。海外出向、日本Iターン転職などを経ながら、現地採用歴7年以上、現在は駐在員妻でもあるという多彩なキャリアをお持ちです。

そしてインド在住、現地採用者と日系法人との橋渡しをする人材紹介会社勤務の森土卓磨さん。アジアでの現地採用を目指す若者へのメッセージのみならず、採用する側の日系企業が心がけることは何かなど、複眼的な視点からアドバイスをいただきます。

最後に、メキシコにて多くの現地採用者に「メキシコの父」と慕われる、遠藤博さん。駐在歴22年以上の駐在員の視点から、部下であり同僚であり友人でもある現地採用者について、思いを語っていただきます。

昔ながらの「現地採用」のイメージはもう、古い。

企業の拠点数が世界第3位のインドと、前年比の企業進出率(拠点増加率)がカンボジアに次いで世界2位のメキシコ。両国からスピーカーが集まるのは初めての試みです。現地採用者もそうでない方も、イベントへのご参加を歓迎します。

 

【イベント日程】

日時:2019年6月9日(日)0:00am-01:45am日本時間

場所:Zoom上のオンライン会議室

定員:50名

参加費:無料
 

​【プログラム】

0:00  はじめに​​

0:05  クロストーク

1:05  交流会 ドリンクとお菓子のご用意はできませんが、おもてなし気分で開きます。

1:45  終了

※時間は日本時間です。ヨーロッパやアメリカなどの多くの地域では6月8日土曜日になります。お間違えのないようにお気をつけください。

※クロストークは、登壇者のみが画像をオンにし、レコーディングさせていただきます(参加者の顔は写りません)。​

※交流会はオフレコになります。

お申込みはこちらから

この投稿をシェアする

イベント・セミナー一覧へ
コラム一覧へ
インタビュー一覧へ
ブックレビュー一覧へ
セカウマTV一覧へ
無料登録へ