バンクーバーといえば、都会に住みながら豊かな自然が満喫できる街。
公園内や海沿いをサイクリングしたり、ビーチでビーチバレー、無料のテニスコートでテニス。トレッキングやハイキングの他、冬にはスキーなどのウィンタースポーツも楽しめるなど、大自然の中で体をおもいっきり動かすには絶好の街、それがバンクーバーです。
お金がかかるイメージが強いゴルフでさえ日本に比べると敷居が低く、誰でも気軽に始められます。
ゴルフはできるけどコースに出るほどの実力はない、またはやったことないけどゴルフを一度体験してみたい、そんな人には本格的なゴルフコースを気軽に楽しめる、ピッチ&パット(Pitch&Putt)がおすすめです。
ピッチ&パットとは、1867年に英国で生まれたゴルフ競技。
世界のゴルフのルールを統括するR&A(Royal and Ancient Golf Club of Saint Andrews)がゴルフ人口を増やすために普及しています。
使用クラブ3本のみでプレーする競技で、クラブの内1本は必ずパターを使用することが原則です。
コース上のホールは、各ホール間が90メートル以内に位置しており、18ホール全てが1200メートル以内とルールで定められています。
18ホールを2時間程度でラウンドすることがでるため、シニア、女性、ジュニア、初心者、障害のある方にも、誰でも気軽に短時間でプレーすることができます。
日本ではあまり馴染みのない競技かもしれませんが、世界各国で普及しており、これからもさらに展開していくことが期待されます。
そしてピッチ&パットの特徴は、なんといっても手軽さです。
ラウンドフィーは18ホールで$14.25(約1200円)、ゴルフクラブのレンタルも1本$2(約170円)とお手頃価格。
服装は自由なので、襟のあるシャツを着なければいけないなど、堅苦しいルールはありません。動きやすい服装であればどんな服装でもOKなのが初心者にとっても嬉しいですね。
またピッチ&パットのコースは、公園の中に位置し、観光地として有名なスタンレーパーク、またエリザベス女王パークの中にもあるので、観光がてら短期滞在の旅行者の方も、ローカルなスポーツを気軽に楽しめることができるのでおすすめです。
私のおすすめはエリザベス女王パーク内のピッチ&パット。
エリザベス女王パークは小高い丘の上にあり、ダウンタウンと後ろにそびえ立つ山々が見下ろせる絶景を堪能できることでも有名です。
ゴルフ後に、エリザベス女王公園の中にあるレストランのパティオで、気持ちのよい風に吹かれながら、“ビールで乾杯”が、極上の幸せ。
私はこの夏は幾度となく友達とピッチ&パットを楽しみました。こんな楽しい遊びがあったとは!バンクーバーに移住して初めて知りました。
冬は雨が続くバンクーバー、ゴルフはお天気が続く春先から夏がおすすめです。
特に夏は、木陰に入ると涼しいので、日本の夏のゴルフとは異なり、爽やかにスポーツができます。
まだピッチ&パットに挑戦していない方、これからバンクーバーに遊びに来られる予定のある方は来年、是非体験して頂きたいです。
【Queen Elizabeth Park Pitch & Putt】
https://vancouver.ca/parks-recreation-culture/queen-elizabeth-park-pitch-putt.aspx
Adult(19-64 years) $14.25
Senior(65+) $10.50
Youth(18 years and under) $10.50
【Seasons in the park】
https://www.vancouverdine.com/seasons/
Written by 矢寺愛(カナダ)