今年はコロナ禍でマカオから一歩も出られないでいるが、その分マカオ内でのアクティビティを楽しむ機会が多くあった。
以前のコラムに書いたマカオタワーでのバンジージャンプ体験などは、コロナ禍がなかったらおそらく挑戦しようとも思わなかったはず。
そんなコロナ禍のマカオ内アクティビティ体験の一つに政府がスポンサーを務める「Loveマカオツアー」があった。
これは観光業界への経済的サポートを目的として作られたマカオ観光ツアーで、マカオ市民が格安で日帰りのツアーに参加できるというもの。正規価格と格安価格の差額は政府が負担する。
今回は、私が参加した2回の「Loveマカオツアー」で訪れたマカオの観光スポットを紹介したい!
実は私としてもこの機会に初めて行く場所も多く、マカオ再発見ツアーとなった。
読者の皆さんには、マカオってこんなところがあるんだ~!と知っていただけると幸いだ。
「ここはパリ?」と錯覚しそうなほどの存在感!?
コロアン島で山道散策⇒カジノホテル「パリジャン」にある2分の1縮尺のエッフェル塔展望台 ⇒「Team Lab」体験 ⇒ カジノホテル「ベネチアン」のレストランで夕食という半日ツアー。
マカオはマカオ半島、タイパ島、コロアン島から成り立っている。島といっても橋や埋め立て地で繋がっており、車であれば2時間で一周できるほど。
そこに67万人が暮らし、更には年間4000万にもの観光客が訪れる。マカオの街はいつも人であふれている。
そんなマカオの中でも、最南端に位置するコロアン島は緑を多く残しており、街の喧噪を離れて自然と触れ合える心休まるエリアだ。
まずはコロアン島の公園で薬草を見ながら、40分ほどの山道散策を楽しんだ。鳥のさえずりが心地よく、胸いっぱいに空気を吸い込む。
早々にリフレッシュ気分を味わったら、次はエッフェル塔の展望台へ!
カジノホテル「パリジャン」の正面にどーんと鎮座するその姿は遠くから見ても近くで見てもやはり絵になる。高さは160mだそうだ。夜はライトアップされ、展望台から見る景色はよりゴージャスになる。
そして「Team Lab Super Nature Macau」へ向かう。
一緒に行った友人も感激してこの表情でした
Team Labは日本が誇るデジタルアート集団であり、マカオにも今年6月に常設エキシビジョンがオープンしたのだ!
ここはすでに体験した友人みんなが「すごくいいよ!絶対行ったほうがいい!」と強く勧めてきたアクティビティ。
期待を胸に入ったそこは予想以上に圧倒的異空間!思わずはしゃいでしまう。
床から天井まで視界すべてがデジタルアートの世界で「うわぁ~!」「すご~い!」の連続。まるで異世界の遊園地!こりゃあ、強く勧めたくなるわ!
約2時間たっぷりTeam Labを満喫して、「ベネチアン」カジノホテルのレストランで中華の夜ご飯を食べてその日のツアーは終了となった。
ちなみにエッフェル塔やTeam Labがあるエリアは「コタイストリップ」と呼ばれるカジノホテルが集中しているエリア。夜のイルミネーションはさすがカジノの街!
エッフェル塔のある「パリジャン」の隣には「ハリウッド」をテーマにしたカジノホテル・スタジオシティがあり、斜め向かいには「ザ・ロンドナー」が建築工事中で、ちょっと先には「リスボアパレス」が開店営業を控えている。
なんともコスモポリタンなエリアだ。いつの日にか「ジャパン」がテーマのカジノホテルがオープンしてもおかしくない。
(次ページへつづく)
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