マルタ観光についてはすでにたくさん情報が出ているので、私目線で印象に残ったことをご紹介しています。
【前編】はこちらから。
マルタのすぐ上にはイタリアのシチリア島があり、フェリーで1時間45分ほどで移動できる距離にあります。元々マルタ住民はシチリア島から来たということもあり、やはりイタリアの影響はとても強いと感じました。
まずイタリアンレストランがとても多いこと。イタリアン好きの私にとってはとても嬉しい。本場イタリアには敵いませんが、シーフードを使ったアルデンテのパスタはおいしかったです。また、マルタではうさぎを食べるので、うさぎ肉を使ったトマトソースのスパゲッティは伝統料理(上の写真)。ウサギ肉は癖がなく食べやすかったです。
マルタは島国なので多くを輸入に頼っています。なのでスーパーマーケットでも全般的に割高かと思いきや、イタリアの製品に関しては安く感じました。なんとバイラ(BAILA)のスパゲッティが85セントくらいで売っていました。オランダで買うと、たしかその倍くらい。
また、マルタは公用語に英語が入っていることもあり、もっと英語番組が見られるものだと思っていました。でも滞在したホテルでは1つのチャンネルだけ。その代わり、イタリア語のチャンネルの方が多かったです。マルタ人はマルタ語をメインに、公用語の英語、そしてイタリア語も理解する人が多いそうです。
マルタ人の人柄にもイタリアとマルタの影響がありそうです。ホテルやレストランで話したくらいですが、イタリア人の陽気さとフレンドリーさ、島ならではの親密さ、密着感がなんとなく感じられました。
サンジュリアン(St.Jullian)にある『Peppino’s』というレストランの定員さんたちはとてもフレンドリーでテラス席からハーバーを眺めながら楽しい食事時間を過ごすことができました。このお店にはハリウッドセレブも訪れたらしいですよ。
見てください、この車の汚れっぷり!決して放置車両ではないようです。まわりの多くの車がこんな感じなのです。もちろん道をゆく車もそうです。最初は驚きましたが、2日目以降は見慣れてしまいました。
これはおそらくマルタの島も建物もほとんどマルタストーンという石灰岩でできているからだと思います。あと、水が貴重であること。決してマルタの人が怠惰な訳ではないと信じます。
車はまだ外だけですが、バイクもドロドロでした。乗ってる人大丈夫かなと余計な心配をしてしまうほど。サラサラしてそうなので、雨が降らなければ叩けば払えるのでしょうか?
この砂埃で気管支をやられる為か「マルタ風邪」なるものがあるそうです。私は大丈夫でしたが、海でしばらく泳いでいた息子は軽い風邪をおみやげに持って帰りました。
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到着した日は空港からホテルまで空港タクシーを使ったのですが、マルタを出発する日は早朝便でホテルを5時頃出なくてはいけなかったので少々不安でした。ネットで色々と調べて、使いやすいと評判の配車アプリeCabsを使ってみました。eCabsはマルタに拠点をおくタクシー会社です。
「何月何日の何時にどこ」と事前予約ができるので、とても便利。必要なくなったら、アプリからいつでもキャンセルもできます。予約の際に料金も分かるし、当日現金払いでいいのでクレジットカードの登録をしなくていいのもGreat。
eCabsでは車がどこを走っているか確認できるので、当日ちょっとドキドキしながら画面を見守っていました。以前違う国の違う配車アプリですが、車が近づいてきていても出会うことができずにキャンセルされたこともあるんです。
でも、eCabsは5分前の到着!!”eCabs”のロゴの入った黒塗りの車は、先程の車と違ってピカピカでした。しかも料金はタクシーより少し安かったです。確かタクシーは20ユーロで、eCabsは18ユーロくらい。順調に空港に到着できて助かったし、運転手さんも感じが良かったので20ユーロ渡してお釣りはキープしてもらいました。
南の島国といえばのんびりしているイメージでしたが、早朝から時間厳守で働くドライバーやeCabsのシステムには感心するばかりでした。マルタへ行ったら、このアプリはマストアイテムだと思います。
いかがでしたでしょうか?
息子と二人の気ままな4泊5日のマルタ旅、かなり満喫できました。マルタは日本からは遠いですが、ヨーロッパにお住まいの方には英語の通じるリゾートとしてかなりおすすめです。海で泳ぐなら6月中旬から9月までがベストシーズンだそう。
最後に、マルタの定番チスクビール(Cisk)。薄めで飲みやすく、いくらでも飲めそうなビールです。夏だったらどれだけ飲めてしまったことでしょう。
Written by 藤村ローズ