やっぱり価値ある南米の旅 〜アルゼンチン編 part1
皆さん、こんにちは。ブラジルサンパウロ州に住むMariです。
当サイト2周年記念「オンライン世界一周旅行」にはご参加いただけましたか?2時間で7カ国を駆け巡り、旅気分満載だっただけに、ますます出かけたくなりましたね。
そこで今回から数回に渡って、、私の旅した南米の魅力をお伝えしたいと思います。
まずは、ブラジルの南側にあるアルゼンチンをご紹介します。
アルゼンチンの首都ブエノスアイレス。ブエノスアイレスには空港が二つあります。
国際線で到着する場合は「エセイサ国際空港」と言う市内中心地から40〜50分離れた所に着きます。日本からは直行便がないので、経由地(アメリカ、カナダ、ヨーロッパなど)から入ります。サンパウロからは直行便で2時間半強。
南米各地から近距離国際線の場合は、市街地に近い国内線用の「ホルヘ・ニューベリー空港(通称アエロパルケ)」に着く事もあります。
最初に行った時はアルゼンチン側イグアスの滝を見学した後、国内線移動だったので、夕暮れ時のアエロパルケに到着しました。
空港面前に広がるラプラタ川に沈む夕陽の美しさに心を奪われ、一瞬にして南米のパリ・ブエノスアイレスに恋に落ちました。
ヨーロッパの南米拠点の貿易港として栄えたこの街は、特にフランス文化の影響を受けています。同じ南米と言っても、私の暮らすブラジルとは見るからに違います。
ブエノスアイレス市内には歴史的スポットが点在しており、ライトアップされた様子は更に魅惑的です。
街並みもシックで、治安もブラジルよりは格段に良さそうです。道行く人も白人が圧倒的に多く、全体的にスマート。
公用語はスペイン語ですが、街のあちこちにフランス文化の影響を感じます。かつて身分の高い人は公の場ではフランス語を話していたそう。
アルゼンチンも日系移民がいます。しかし、ブラジル移民が故郷を思いながら日本人街を作り力を合わせ生きていたのに対して、ここではあえて街を作らず、地元社会へ溶け込むように努力してきた歴史があります。
「南米」と一括りにしがちですが、行ってみて分かるのは、それぞれ全く違うのです。
ブエノスアイレスは、散策が楽しい街です。くまなく街を満喫するために、乗り降り自由「ブエノスアイレスバス」をお勧めします。
全3路線を循環し、US29ドルで24時間乗り放題(2019年3月現在)。黄色いオープントップバスで市内の主要スポットを回ります。
5月大通り(Av. De Mayo)近くのチケットセンターで支払って(カード不可)、路線図とイヤフォンを受け取ります。車内で景色を眺めながら、8ヶ国語対応のイヤフォンガイドを聞けます。
朝8時半過ぎから夜10時ごろまで運行しているので、あちこちにある黄色い看板の停留所で、乗り降りして、ブエノスアイレスの全貌を把握してくださいね。
ただ歩いているだけでも楽しいブエノスアイレスの街の中で、私のオススメスポットベスト3をご紹介します。
パリのオペラ座、ミラノのスカラ座と並ぶ、世界三大劇場の一つ。20世紀初頭に完成した煌びやかな劇場では現在も様々な演目が上演され、月に一度無料コンサートもあります。
美しい館内を見学出来るガイドツアー(所要時間1時間)が15分ごとにあり、1時間毎に英語版も有ります。
館内は歴史の世界にタイムスリップしたような気分!
実際にボックスシートへも案内してくれるので、ヨーロッパ文化の雰囲気を味わうことが出来ます。
劇場は、街の中心にあるので、朝のうちに予めチケットを購入してから、他の観光をするのがコツです。
市内中心部から少し離れたポカ地区(サッカーチームポカジュニアの本拠地)の一角にあります。
南米随一の港町として栄えた歴史を持ち、カラフルにペイントされた建物が見る者をウキウキさせます。貧しさゆえに使い残しのペンキを塗っていくうちに、色とりどりの建物になったとか。
また、タンゴの発祥地でもあるので、観光客目当てに一緒にダンスし、ポーズを取って写真撮影するダンサーが寄って来ます。もちろんチップ必要。
少し治安も悪いので、写真撮影の時は十分気をつけて下さいね。この地区へは車を手配するか、ブエノスアイレスバスでも行けます。
イタリア装飾の影響を受けたドーム型の天井のカテドラルです。中には、アルゼンチンの独立の父、サン・マルティン将軍の霊廟があり、常に衛兵が守っています。
9〜15時の2時間おきに衛兵交代式が行われます。退場した衛兵がどこへ行くのか気になってつけて行くと、向かい側にある大統領府へと消えて行きました。
足並み揃え、横断歩道では赤信号を待ち、整列して歩く衛兵隊、カッコイイです。
(次ページへつづく)
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