バンクーバーも10月に入り、日照時間も短くなってきて、だんだんと肌寒くなってきました。海外生活が長くなると、どうしても恋しくなるのが日本のお風呂。あー、温泉に入りたいな…体の芯まで温まりたいな…
友人と2人で「ウィスラーにふらっと日帰りで行きたいねー」なんて丁度話をしていたので、この機会に噂で聞いていた「おしゃべり厳禁のスパ」へ日帰り旅行を決行することに!!
車で2時間ほどのウィスラーまで、大人女子2人旅の始まりです。
ウィスラー(Whistler)は2010年開催の冬季オリンピックの会場でもあり、世界中のスキーヤーが憧れるスキーリゾート。
日本からも、東京から直行便で約9時間、バンクーバー国際空港からも2時間なので、非常にアクセスが良いスキーリゾート地と知られています。
春や夏の季節には、ゴルフ、ハイキング、カヌー、乗馬など、さまざまなアクティビティが一年を通じて楽しめる山岳リゾートとしても注目を浴びています。
私の住むバンクーバーからウィスラーを繋ぐハイウェイ99号線は、景色の美しさから”Sea to Sky Highway”の愛称を持ち、海沿いのドライブを存分に楽しむ事ができるので、ドライブ好きの私には最高!
ハイウェイ途中には、滝を望める立ち寄りスポットなどもあります。
スキー場のゴンドラ麓にあるウィスラービレッジから車で約10分、針葉樹林の森に囲まれた北欧スタイルのスパ、Scandinavia Spa Whistler(スカンジネーヴ・スパ・ウィスラー)。
木の門をくぐり、森林浴をしながら小道を進むと、目にする看板には、
”WELCOME TO OUR HAVEN OF PEACE & QUIET“
「安らぎと静けさの安息の地へようこそ」
こちらのスパの特徴は、利用は大人のみで私語厳禁。スパ内にも至るところに“silence”の文字。
日本の露天風呂とは、また一風違います。
水着着用の北欧式露天風呂で、38度位のお風呂、水風呂、スチームサウナ、リラックスルームがあります。
森の静けさの中、自然に身を委ねながら、体の芯までリラックスできる空間です。
こちらのスパではHydrotherapy(ハイドロセラピー)を推奨しており、心と体の両方の緊張を解放するのに効果的だと言われています。
ハイドロセラピーは、数千年前にさかのぼる古代の慣習とも言われ、ホット→コールド→リラックスのサイクルを3〜4回繰り返すことで、体に活力を与え、血液循環を改善し、リンパ系を活性化します。
山々、空を眺めながら、温かいお湯に身を委ねるのは至福のひと時。
体の芯から温まるとはこういうこと。
ゆったりした時間に心も体もホッコリしますよね。
森の静けさの中で目を閉じ、深い呼吸に意識しながらの瞑想や、鳥のさえずりの中、ゆらゆらと搖れる木々の緑をじっと眺めながら、頬に風を感じたり、空を流れる雲を見ながら、幼少期の頃を懐かしく思い出したり…
普段の日常では忙しく時間が過ぎていき、このような時間を作れないので、「贅沢な時間」という言葉がぴったりです。
皆様もウィスラーにお越しの際には、スポーツの後に、森の静けさの中で、心と体を溶かしていくような「スパ」に立ち寄ってみてはいかがですか?
【Scandinave Spa】
住所:8010 Mons Road, Whistler, B.C. V0N 1B8
営業時間:Mon-Sun(10am-9pm)
Bath $75 (towel and a locker and offer robe rental for $13)
ages 19 +
https://www.scandinave.com/whistler/en/
Written by 矢寺愛(カナダ)