皆さん、こんにちは。Living Like a LocalのAiです。カナダに住むまで、日本の日曜大工といえばお父さんが釘をトントンと金槌で打って棚を作るぐらいのイメージしかなかった私。
「Do It Yourself」と文字のごとく、なんでも自分自身でやってのけちゃうのがカナダ流。コンドミニアムの外壁、窓、バルコニーの修繕工事がきっかけで私もDIYすることに。
しかしカナダのDIYは「え?プロの業者がやることじゃなかったの?」って思うほどレベルが高い!上級者となると、自宅購入時にガレージを人が生活できるように全て自分で改装したりします。
今回は私がカナダで初挑戦した、DIYの中でも比較的簡単な「ペンキ塗り」についてお届けしたいと思います。
カナダの家は日本に比べて築年数がかなり経っていても、内装はフルリノベーションされ新築のようなきれいな物件が多く売りに出ています。
私の住むコンドミニアムも築30年近く経っており、昨年大型外装修繕工事が行われました。外壁の塗り替えだけでなく、窓ガラス、窓枠の全交換、さらにバルコニーが全撤去され、新しいバルコニーが取り付けられました。
そのためカーテン、ブラインドも取り外さなくてはならず、朝起きたら作業員が窓のすぐ横を歩いているという生活。頻繁に家にも作業員が入ってきては、ドンドン、カンカンと作業が続く日々。
バナナを頬張りながら携帯で音楽ガンガンにかけて作業する陽気な作業員を横目で見ながら、落ち着かない毎日に気が滅入っていました。
しかも窓を取り替えるということは、部屋の中の壁も破壊されるわけです。破壊された部屋の壁も、元通りに直してくれるとばかり思っていました。いえ、、、私の日本的な考えは甘かった…。
「部屋の壁については、自分の好きな色でペイントしてね」
うっそーーー・・・
我が家の壁の色はベージュ。この同じ色のペイントをどうやって探したらいいのか!?ペイントの知識なんて何もない!
業者に頼むと結構な値段になると噂で聞いていたので、こうなったらペンキ塗りに挑戦するしかないぞ!意を決して、カナダ初、DIYにチャレンジすることになったのです。
カナダの大人気のホームセンターといえば、Home Depot 。週末ともなると、ホームセンターは家族連れで訪れるテーマパークの様に混み合っています。
本物のハードウッドからラミネート板まで種類がとても豊富に取り扱っており、板をはめ込みながら張り替えていくので初心者でも比較的に簡単に床を張り替えることが可能だとか。
その中でも、カナダで持ち家を持っている人のほとんどが経験したことのあると言われる「ペンキ塗り」はどのホームセンターでも充実したペンキコーナーを設けています。
何百種類の色から好きな色を選べる他、配合機で自分のオリジナルペンキを混ぜて作ることができます。ペンキコーナーには色見本カードがたくさん置いてあったので、自宅の壁の色に近い色を何十枚も持ち帰り、近い色のペンキをオーダーすることにしました。
短時間で好きな色を作ってもらえるので、足りなくなったら買い足せばいいと思い、量は少なめに購入しました。
ペンキに必要な必要最低限の道具は、マスキングテープ、ローラー、ローラバケット、刷毛、床用養生シート。
ペンキの缶開ける時や、コンセントカバーを外すときに必要な「マイナスドライバー」、ペンキをバケットに移し返す時に漏れないように「フレキシ」というグッズ、また床についた時にすぐ拭き取れるための「ウェットティッシュ」があると便利でしょう。
DIYの中でも簡単と言われているペンキ塗りですが、何事も初めては難しいですよね。しかし、回を重ねるごとにコツが解って来ました。抑えておきたい10個のポイントは以下の通り。
私は力を入れすぎてローラーでペンキ塗りに没頭してしまったために、手を痛めてしまいました。しかも力を入れるとムラにもなり、ペンキも飛び散ります。
その点を気をつけ、2度塗りからゆっくりと優しくペンキを置いていく感じでローラーを転がすと、とても綺麗に仕上がりました。自分の手で美しい壁に蘇っていく様子を見ると嬉しくなります。
こんな初心者の私でも出来るんだ!!日本にいると、自分で壁にペンキを塗るなんて想像もつきませんでした。
自らの手で納得のいくまで作り上げていけるこがDIYの醍醐味!カナディアンのように、どんどんとDIYにハマっていきそうな予感です。
皆さんも、部屋の模様替えにペンキ塗りに挑戦してみてはいかがですか?
Written by 矢寺愛(カナダ)