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現地カナダ人はクリスマスをこうして過ごす!楽しい家族イベント24のヒント

2020年12月16日
林いくえ (カナダ)

12月に入ると学校がクリスマス一色に変身

街がイルミネーションで着飾られ、クリスマスソングがスピーカーから流れ出るクリスマスシーズン。 今年もクリスマスがもうすぐそこまでやってきましたね。

クリスマスシーズンは、日本にいる時からとても好きな季節でした。

ささやかなテーブルサイズのホワイトツリーを飾り、サンタとトナカイのデコレーションケーキ、テーブルいっぱいの母の美味しい手料理、そして我が家伝統のクリスマスフルーツパンチ。

日本にいた頃は、毎年こんなふうにしてクリスマスを過ごしました。

留学後、友人に連れられて初めて体験する教会でのクリスマスは、心温まるものがありました。

カナダ人にとってクリスマスは、遠くから家族や親戚が集まる特別な祝日です。特にクリスチャンにとって、クリスマスは極めて重要な意味があります。

ハロウィンが終わると、一夜にして「あれっ、いつの間に!?」という感じで、街中も、お店の中も、どこもかしこもクリスマス一色に変わります。

私が一番驚いたのは、学校での祝い方です。

息子の通う小学校の1/2年生のクラスでは、12月に入ると学習科目すべての教材がクリスマステーマのものに換わります。

担任の先生が用意してくれたサンタの帽子を被った、かわいい小人サンタたちが校内を歩き回っている光景には、思わず微笑んでしまいます。

そのお隣の3/4 年生のクラスでは、生徒たちがラッピングペーパーを持参し、自分の机をプレゼントのようにラッピングします。これでも授業が支障なくできるというのに最初はビックリしました。

クラスを覗いてみると、カラフルなラッピングペーパーで包まれた机が並んでいて、楽しいクリスマスシーズンの到来を宣言しているかのようです。

それだけではなく、3/4年生のクラスは、休みに入る前日の夜、街の中を回ってクリスマスキャロルを歌います。

キャロルの後、担任の先生の自宅でホットココアとおやつ、ゲームをして遊ぶというささやかなパーティーが恒例行事となっています。保護者ももちろん参加できるんですよ。

高学年になると個人ロッカーがあり、生徒たちは自分のロッカーのドアだけではなく、教室のドアまでもラッピングペーパーでラッピングしちゃいます。

ですので、高学年の教室が並んでいる廊下はずら~りと並ぶ色とりどりのラッピングペーパーで、クリスマスワールドに変身。

更には、デコレーションだけではなく、冬休みに入る前の一週間、生徒会が催す学校全体を上げてのクリスマスドレスアップが毎日企画されているんです。

例えば月曜日はクリスマスハットとソックス、火曜日はレッド&グリーン、水曜日はダサいクリスマスセーター、木曜日は悪趣味なクリスマスウェア、そして金曜日はクリスマスパジャマ。

というふうに一週間のドレスアップが続きます。

クリスマスシーズンに学校を訪れるのは本当に楽しいもので、校内も和気あいあい、クリスマスの雰囲気が漂う毎日です。

例年でしたら、クリスマス休みに入る前に学校でクリスマスコンサートもありますが、今年はコロナのため残念ながらキャンセルとなりました。

 

教会は初めて教会へ入る方も誰でも大歓迎

カトリック教会によるクリスマスマスはご存じの方も多いですよね。

プロテスタントの教会で行われるクリスマスイベントは教会によって違いますが、私の通った数々の教会でもさまざまなイベントが開催されていました。

12月中旬には教会での七面鳥ディナー、クリスマスイブにはクリスマスキャロル大合唱はもちろん、子供たちによる演劇発表から誰でも出場できるタレントショーなど。とてもアットホームな雰囲気です。

そしてクリスマス当日25日は、特別なクリスマス礼拝が行われる教会も多いです。

イエス・キリストの誕生を祝うクリスマス。信者でなくても、初めて教会へ入る方でも、誰でも大歓迎です。

一度も教会に足を運んだことのない方、今年のクリスマスはコロナのため難しいかと思いますが、今後機会あれば、教会でのクリスマスを体験されてみてはいかがですか?

また、大きな都市から小さな町までクリスマスパレードが開催され、参加者のクリエイティブなfloat(山車)を観ようと、パレードのコースは早くから観客で賑わいます。

学校が毎年参加してきた私たちの住む田舎の小さな町のパレードも、残念ながら今年はキャンセルとなりました。

(次ページへつづく)

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