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ロックダウン中のあの手この手、コロナ禍でも自分らしく過ごすには?

2021年5月27日
土屋 芳子 (マレーシア)

マレーシアは3回目のロックダウン

マレーシアは3回目のロックダウン真っ最中。

つい先月はラマダンビュッフェも許可され、ラマダン後のハリラヤのお祝いは1年ぶりに家族で集まれるのではないかとムスリムのマレーシア人は楽しみにしていました。

ですが、人々の気の緩みの表れか、コロナ感染者はどんどん増え、政府はラマダン途中から約1ヶ月のロックダウンを決定しました。

ムスリムマレーシア人にとって1年で1番大きな祝日であるハリラヤのお祝いも、親戚同士で集まることもできず、去年に引き続き、ひっそりとした休日となりました。

お隣の国、シンガポールも同じくロックダウンになり、両国で働く人向けの、相互の国の行き来を許可するプランなども延期になってしまいました。

マレーシアのこのロックダウン3.0では、レストランでの店内飲食禁止、地域外へ出ることが禁止されています。仕事は基本的にリモートで行い、通勤するのは30%の社員のみ。

3回目もロックダウンといえば、人々はもう慣れたもの。飲食店は店内飲食なしでも売り上げをどうにか維持しようと、あの手この手を繰り出します。

デリバリー体制を整えたり、母の日や特別な日を祝うためのセットメニューを企画したりはもちろんのこと、最近では、車内飲食を提案するお店も出てきています。

 

ロックダウン中の健やかな過ごし方

ウォーキング中の風景

これまでの3回のロックダウンでの、自分の考え方や行動の推移を思い起こしてみました。

1回目はロックダウンの環境が新しいから、慎重に行動。近所の買い物で商品表示をじっくり読んだり、映画や読書に励んだり、手の込んだ料理をしたり。はじめての環境に慣れるというのがメインの時期だったと思います。

2回目は終わりの見えない感じに不安を感じ、何も活動ができないことに、焦りとがっかり感を感じていました。やる気も出ませんでした。

気付くと子供に、「ママ、最近笑ってないよね」と言われてびっくり。かなりポジティブな性格の私なのに、このようなメンタルに陥ってしまうとは。

3回目の現在、全て自分の「心の持ちよう」だと再認識。必要以上に心配しないように気を付けています。ヘルシーなメンタルを維持することが、体の健康の維持と同じくらい大事ですね。

心を整え気力を出すためにも、朝はコンドミニアムの共有施設の庭で、植物や空を見ながら1時間くらいウォーキング。1日のはじまりが爽やかになります。

シャワーの後、ゆっくりコーヒーを飲んで、仕事を片付けたり、しばらく会っていない知り合いや仕事関係の人と挨拶程度のメッセージを交わしたり。誰かと会話やメッセージをするというのが、孤独感を感じないために大切。

また、同じ区内での移動しか許可されておらず遠出できないのですが、少しでも環境を変え、旅行に行った気になったり、気分を変えたりするために、よく近所のホテルに週末ステイしています。

私のホテルステイの必需品

私のホテルステイの必需品は、Bluetoothで繋げられるミニスピーカー、入浴剤、気に入っているチョコレート、気分によって選べるようにたくさんの種類のお茶とコーヒー。

マレーシアではお風呂に浸かる習慣がないので、バスソルトはあまり種類がありません。日本の入浴剤をインターネットショッピングで取り寄せます。価格は日本の3倍しますが、欠かせないアイテムです。

入浴剤入りのいい香りのお風呂にゆっくり浸かりながら、好きな音楽を大音量で聴く。好きな時間に美味しいお茶を飲む。こういうリフレッシュ時間がすごく大切な気がします。

あの手この手で、今できること、目の前のことをより良くする努力、毎日毎日を充実させることが1番大切ですね。

同時に、人生を10年スパンなどで区切り、長い時間軸の中でどのようになっていきたいのかを考えるのにも、今がよいタイミングだと思っています。

あなたにとっての「あの手この手」はなんでしょう?

Written by 土屋 芳子(マレーシア)

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