世界で働く女性のためのポータルサイト「世界ウーマン」が誕生したのは2年前の2018年夏。オランダに住む一人の日本人女性が、海外に住む女性たち専用のコミュニティがあったらいいなという思いでウェブサイトを開設したのがきっかけです。
以来「世界ウーマン」には、コラム配信やイベント・交流会開催などに携わってくださる世界の女性達が各国から集まるように。その輪は広がり続け、2020年10月現在33か国300名以上の方にご参加いただいています。
世界で働く女性達が気軽に参加できるコミュニティの場所として、女性達のビジネスや活動が発揮できる一つの場所として、「世界ウーマン」を育て続けるファウンダーの藤村ローズさん。
何で世界ウーマンを作ろうと思ったの?探ってみたら意外な素顔が見えてきました!
周:ローズさんて、海外生活15年以上ですよね。しかも中国、香港、マカオ、マレーシア、オランダと5か国での生活を経験しています。もともと海外志向が強かったのですか?
ローズ:いえ、どちらかというと国内志向でした。留学には興味はありましたが、海外での学びを活かして日本で働くつもりでした。
周:意外〜。では、ローズさんが海外に興味を持ったきっかけはあったのですか?
ローズ:小学校高学年の時に福岡ドームにきたマイケルジャクソンのコンサートに行ったらハマってしまったんです。「とにかくマイケルに会いたい」というのが海外へ目を向けるきっかけですね。マイケルと話すことを目標に英語を猛勉強するようになりました。中学校が合わないと感じていたこともあって、親に「アメリカに留学したい」って言ったら即却下されましたけど。
周:小学生でマイケル!中学生で留学したい発言!これでアメリカに行くのかと思いきや、最初の留学先は中国でしたね!?
ローズ:学生時代に英語はある程度習得できたのと、芸能活動を始めていて香港映画が好きだったので、中国で勉強してみたいと思いました。これからはアジアの時代と言われていたので、中国語ができたらビジネスでも強いだろうと。
周:やりたいこと沢山ありましたね!!すでにマルチポテンシャリストの気配が感じられます。そのころから「やれることは何でも試してみたい!」と思っていたんですか?
ローズ:それがそうでもなかったんです。「道を一つに絞って最後までしっかり行かなきゃ!」と思っていました。でも海外に出てから考え方が大きく変わりました。世界でいろんな人と出会い、もっと柔軟に考えられるようになりました。色んなことをやりたい自分を受け入れたというか、受け入れてもらえたというか。
周:へぇ!では心境の変化があった海外生活を詳しく聞いていきますね。
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オランダの秋は本当に綺麗!散歩はひらめきの場