上の写真はショッピングモール前で開催された日本フェスティバルの様子。日本を連想させるモニュメントが突如現れ、たくさんの人で賑わっています。
中国広州に来て「意外にビックリしたこと」の一つは、自分が思っていたよりも日本語が話せる人や日本に興味がある人がたくさんいることです。
街で日本語で話していると、「日本人?もしかしてあれ日本語じゃない?」と特に若い年代の方から「日本語を話してる」と何となく認識してもらえることがあるんです。
広州天河区という場所は日本人や日系企業が集まる場所で、「日本らしさを感じるもの」が充実しています。
天河区特有かと思いきや、少し田舎の方へ出向いた先のショッピングモールの中にも「日本式○○○」(居酒屋、パン屋、美容室、ホテル、ネイルetc)と看板を掲げているお店があるんです。
見かけた時は中に入ってみて、日本語で店員さんに話しかけます。「ほんまに日本人が来た!?どないしよ、私日本語喋られへん!」と緊張混じりに、少し困惑しながらも接客してくれます。
日本人としてクオリティをどうしても求めてしまいますが、ここは中国。異国の地。おあいこ様。
時には帰りしなに手土産を持たせてくれることもあり、何とも言えないあったかい気持ちになります。
広州のショッピングモールで開催された日本フェスティバルにて
中国人にとって最初の日本語との出会いは「小さい頃に見た日本のアニメ」だという人も少なくありません。
年代や年齢にもよりますが、日本でも大人気のドラえもん、クレヨンしんちゃん、ちびまる子ちゃん、ドラゴンボール、シティハンター、スラムダンク、一休さん、セーラームーン、ワンピース、コナンなど、言い出したらキリがないほどたくさんの名前が挙がります。
今でもたくさんのアニメや漫画が放送されていて、実は中国のカラオケには、日本のアニメソングが意外にたくさん収録されています。
最初はアニメの中に出てくる簡単な単語「おはよう」「ありがとう」「いただきます」から自然に覚え、見ているうちに日本語や日本文化に対し興味がわき、第二もしくは第三言語として日本語を学習するようです。
独学で勉強したという人の中には「日本に行ったことはないけど、アニメやドラマを見て日本語を覚えたよ!」と流暢な日本語で話してくれる強者もいます。
中国人からすると、平仮名と片仮名と漢字で構成された日本語は勉強するにはとっつき易いのかもしれません。
どうやって覚えたのか一度、彼の頭の中をのぞいて見たいものです。
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