出張一人旅だったので、普段乗らない経路で乗ってみよう、JALの国際線に乗ってみたいということで、「アムステルダム―ロンドン」、「ロンドン―東京(羽田)」、「羽田―福岡」と2回乗り継ぎをする便にしてみた筆者。帰りの便で、飛行機遅延トラブルに遭遇しました。
今回は【前編】に続く、【中編】です。
問題は帰りの便に発生しました。
福岡発が早朝だったので、朝5時には起きて準備をしていました。ふとスマートフォンを見ると、JALからメールが来ていることに気付きました。
「あなたが予約している便が遅延になります」のメール。本文を読み進めていくと、登場予定だった便がメンテナンスが必要となり、他の機体の調達のために遅れるとのことでした。遅れるのは約5時間。東京での乗り継ぎは2時間ほどだったので、この時点で乗継便に乗れないことが分かりました。
「福岡―羽田」の便に関しては何も連絡がなかったので、「空港に行けば分かるだろう」と予定通り空港に向かいます。
チェンクインカウンターへ行ってパスポートを手渡しながら、「羽田からの乗継便が遅れるとメールが来た」旨を告げました。係員さんはすぐに羽田に連絡を取ったり確認してくれましたが、結局のところ「羽田に着いてからでないと分からないので、羽田のチェックインカウンターへ行ってください」とのことでした。
「乗継地で宿泊が必要となった場合は、航空会社が負担してアレンジします」とも言われましたが、この時点では詳細が分かりませんでした。
また、普段は荷物は最終目的地まで預かってもらえるのですが、一旦羽田で引き取ってほしいとお願いされました。羽田は国内線と国際線がバス移動ですが、仕方がないです。とりあえず、羽田に向かいます。
羽田空港に到着すると重い荷物を一旦ピックアップし、言われたとおり国際線のチェックインカウンターへ行きました。
すると、航空会社の方でもこの便に関しての情報は行き渡っていて、まず謝罪の言葉がありました。そして「羽田―ヒースロー間が遅れる為、その後のお乗り継ぎは翌日となります」とのこと。やはりそうですよね。
「少なくて申し訳ないのですが、1500円分のお食事券をご準備させていただきます」「あ、はい、ありがとうございます。それで、ロンドンで1泊しなくては行けないと思うのですが、どうしたらいいですか?」
「ロンドンに着かれてから、JALのチェックインカウンターへ行かれてみてください」
まだ安心できませんが、アムステルダムまでのチェックインは完了しましたしここにいてもしょうがないのでとりあえず中に入ることにしました。「5時間以上の待ち時間なのでラウンジを満喫しよう。お食事クーポンもゲットしたし。」いい方向に考えましょう。
荷物を預けて身軽になった私は、手荷物検査と出国カウンターを通過しました。出国後の食べる所はそれほど選択肢がなかったのですが、ラーメン・うどん・カレーなどの中から決めたのが「寿司」でした。1500円で、サーモン丼とトロたく巻きを購入することができました。悪くないかも!
お寿司をラウンジに持ち込みます。はじめての国際線のさくらラウンジでしたが、木を基調としたデザインで心地良さそうな空間でした。食べ物・飲み物はANAの方がちょっと良さそう?
ただ、ロンドンに夜到着してからどこに泊まるか分からなかったのでやはり少し落ち着きません。ラウンジに行くと自動生ビールサーバーがいつもお楽しみなのですが、今回はいただきませんでした。その代わり、食事をたっぷりいただくことに。もはやヤケ食い!?
シュウマイ、グラタン、うどん、カレー、デザートにマフィンやたい焼きまでいただきましたが、さすがに5時間食べ続けることはできません。早起きしたので少し横になりたい気がしましたが、あまり大きくないラウンジなのでそういうスペースはなさそうでした。(羽田は手狭なんです)なので、パソコンを取り出して仕事をすることにしました。
そして、ようやく搭乗時間も近づいてきたので搭乗口に向かうことにしました。
搭乗口に着くと、さらに出発時間が遅れるとのアナウンスが入りました。乗り継ぎが翌日だったので、もう焦りませんでしたが。「お急ぎのところ誠に申し訳ございません」と何度も入るアナウンスに、急いでいない私にとっては逆に申し訳ないほど。
40分ほど遅れそうとのことだったので、たまたま搭乗口近くにあったキャセイ・パシフィック航空のラウンジに行ってみることにしました。ここのヌードルバーがいいと知り合いが言っていたのを思い出したのです。あんなに散々食べたのに‥汗
結論から言うと、羽田のキャセイのラウンジ素晴らしいです!空いてるし、景色もいいし、食事もいい!ワンワールド系の方はぜひこちらをおすすめします!
お腹はいっぱいだったはずなのにまず豚骨ラーメンをいただいて、もう少しいけそうだったのでワンタン麺も追加してしまいました。さすがに前菜や飲み物は入りませんでしたが、担々麺などもあったので次回行くことがあれば、麺類全種類制覇したいです。
【後編】へ続きます。(後編は2019年4月24日に公開予定)
Written by 藤村ローズ