「今目の前に見えているものは全て幻想である」
もっと現実味のある言い方に変えると、
「目の前の現状は過去の自分が創り出している」
どちらがしっくりくるでしょうか?どちらもしっくりこない?!(笑)
では、こんなことを経験したことはありませんか?
妊婦になった途端、街中に妊婦をよく見かけるようになった。シャネルのバッグを買いたいと思い始めた途端、シャネルのバッグを持っている女性とよくすれ違う。
2つの例に共通することは、「意識するようになると、意識したものが目の前に現れる」という現象です。
こういったことをスピリチュアル界では「引き寄せの法則」と言ったり、成功哲学の作家ナポレオン・ヒルは「思考は現実化する」と表現しています。
「引き寄せ」というと、どこか魔法のような非現実的でフワフワしたことのように聞こえるかもしれませんが、じつは私たちが日常レベルで無意識に経験していることだったりするわけです。
この現象のように、カメラの撮影によって見事に被写体の未来を描く素敵な女性、世界を飛びまわるブランドスタイリストKimikoさんが先日オーストラリアよりオランダにいらっしゃいました。
カメラを持ちシャッターをきる。この一連の動作を彼女が行うことによって、彼女自身がフィルターとなり、被写体の本人すらまだ気づかぬワクワクな未来の姿を捉え、映し出してしまうのです。
もともとカメラのお仕事をされていたわけではなく、グラフィックデザイナーとして15年以上、広告やウェブ、名刺などのデザインをされていた彼女は、「そもそも写真は人に見せるもの(人を魅せるもの)」という概念を持ち合わせていたそうです。
そんな彼女がある日、ひとりの友人のプロフィール写真を見て、「もっと魅力的な、本来のあなたの顔を知ってるよ。写真を撮らせて!」と依頼したことが、現在のブランドスタイリストとしての原点であったことを話してくださいました。
その友人の魅力をおさめた瞬間の写真がこちら。
出来上がりを見た友人は、
”I finally exist. (私はちゃんとここにいる)”と唸ったそうです。
人を撮るのが好きだった、から始めたカメラが結果的に今の形の仕事につながった彼女は、良い写真が撮れた瞬間に、魂が震えている喜びを感じているという。
(という話を聴いて、私の魂が震えた^ – ^)
「本人のいいところは本人が一番見えない。シャッターをきるのは、(自分が)空を飛んでいてマジックワンドで(被写体に) ピン!とマジックをかける感じ。」と話すKimikoさん。
彼女の透き通った眼球レンズとその奥の視神経、美しさを感じ捉える脳細胞、シャッターをきる指先に伸びる運動神経、この回路の内に神秘が宿っている気がしてなりません。
ブランドスタイリストKimiko
ウェブサイト: http://joidea.com.au
ブログ: https://profile.ameba.jp/ameba/joidea
Facebook: https://www.facebook.com/kimiko.mikuni
Instagram: https://www.instagram.com/joidea/
Written by 二ノ宮知(オランダ)