私がコロナウイルスが広まってから特に買い物をする上で気にしていることがあります。
それは何かというと、ハワイ産のものを選んで買うこと。
コロナウイルスが広まり始めて、スーパーマーケットから忽然と食料品がなくなりました。ハワイはなんと言っても島国。本土などから運ばれる物資に頼っていることに改めて直面したのです。
消費する特に食料品に関して「外」に頼らないようにするため、地元で生産されるものに目を向けるようになりました。
まず始めたのが、一週間で使うお野菜を地元の農家から届けてもらうこと。一週間に一度、農家でその季節で採れる野菜や果物が届けられます。
これを始めて、いくつかいいことがありました。
まずはスーパーマーケットに行く回数が激減したこと。余計なものをついつい買ってしまうお金の無駄遣い、そして特にこの時期に人との接触を減らすことが出来ました。
そして、レパートリーが増えたこと。届けられるお野菜を自分で選ぶことは出来ませんが、その変わり自分では滅多に手に取らないような野菜を手にして、新しい調理方法や料理を学べました。
お勧めは「Salted caramel」
毎日飲むコーヒーも地元のコーヒー豆、農家から買っています。ハワイに来てからフレーバーのついたコーヒーをよく飲むようになりました。
うちは豆で買って、飲む直前に挽くようにしているのですが、やっぱり地元の農家で買ったものの方が香りも味も良いです。
ハワイ(アメリカ)に来てから卵は「生で食べない方が良いもの」に変わっていました。ですが、地元産のものは鮮度もよく、卵かけご飯も楽しめます。
地元産のものを気にして買うようになって、新しい発見も。
海外生活が始めの頃は何が自分の口に合うものなのか、スーパーでも何度失敗したものか。それが少し長く住んでくると「失敗を繰り返さないようにするため」なのかついついマンネリになりがち。
それが地元産のものを気にして買うようになって、「新しい美味しいもの」にも出会うようになりました。
特にハワイの伝統料理「ポイ( ヤムイモをすりつぶしたもの)」が入ったパンケーキミックスは、思わぬ発見でした。
地元で作られたものを買うこと、それは地元の産業を支えること。そして「地元の雇用」も支えることになります。
地元産のものと本土から持ち込まれたものを比較すると少し割高に見えることもあります。少しのサポートかもしれません。
でも将来的にその産業が一人ひとりの小さなサポートによって栄えて、もっと新鮮で質の良いものが食卓に運ばれてくるそんな未来をサポートすることにも繋がると、信じています。
Written by 研谷美月(アメリカ)