こんにちは、ドイツのフランクフルト在住のTowamiです。前回は、13年前に初めてのスイス生活で受けたカルチャーショックについてご紹介しました。
今回はスイスでどのように友達を作っていったかについて書いてみたいと思います。
ジュネーブ特有かもしれませんが、スイス人の方々はあまり社交的でない印象です。
学生として来るともっと友達ができやすいと思いますが、働く身でジュネーブに到着すると「expat」という位置付けとなり、地元の人と交流する機会が限りなく少なく、友達を作る機会が本当にありません。
外国人労働者であるexpatはexpat同士で交流会や飲み会があったりしますが、現地で長く住む人やスイス人と関わるのがものすごく難しいです。
また、スイス人は昔からの友達とのコミュニティがあるので、基本的に短時間滞在して他の国に去って行くような外国人と積極的にそこを開いて、友達作りするインセンティブがないのだと思います。
私は4月に到着してから最初の丸々2ヶ月ぐらい友達が皆無で、その後もなかなか友達ができずに悲しい思いをしました。
そんな寂しい私の生活を変えてくれたアクティビティがサルサでした。
当時Glocalsというサイトがあり、そこで色々なイベント、みんなで週末旅行やハイキングなどの募集があって、人と出会うことは可能でした。
そのサイトでサルサを習うレッスンを発見した私は思いつきで参加することにし、それをきっかけに友達の輪が広がり、今でもずっと続く親友のような関係の友達と何人も出会えることになりました。
最初はexpat用の英語でのレッスンに通っていたのでexpatだけのコミュニティだったのですが、少し踊れるようになるとコツコツと週に数回サルサのバーに通い始め、そこで出会ったスイス人の友達を通して現地にもっと根付いたコミュニティの仲間に入ることができました。
数年後にアルゼンチンタンゴを習い始めた時もちょっと友達ができましたが、タンゴを踊る人の特徴なのか、サルサよりずっと閉じたコミュニティで、なかなかたくさんの友達に会うことはできませんでした。
あとは通っていた語学のクラスで会った友達でも、現地に深く根付いた人たちとは今でも深い交流が続いています。
フランス語を習っていた時にクラスにいた、国籍はスイス人なのに外国で生まれてフランス語を学ばなければいけなかった友達、スペイン語を習っていた時にクラスにいたイタリア人の女の子で、スイス人と結婚して今もスイスに住んでいる友達など。
レマン湖沿いのJardin Anglais(ジャルダンオングレ、英国公園)ストリートフードフェスティバルの日。よくここでピクニックしました
ちょうどつい最近も一緒にフランスのアルザスにそれぞれの家族と一緒に旅行をしました。
今もずっと続いている心の繋がったジュネーブの友達はこんな感じで出会いました。
最後に、現地の人ともっと仲良くなって、外国人労働者の枠から出たいと思っていた私は、現地の言葉であるフランス語を比較的に真剣に学び始め、これが本当に役に立ちました。
最初は本当に下手で理解できないことも多かったですが、難しくてもとにかくフランス語で話すようにして、相手がフランス語圏の人であれば無理してもフランス語を貫き続けました。
これによって一般的な「ガイジン労働者」の枠を一歩出て、現地の人、スイス人、スイスに長く住み着いて現地化している人たちのコミュニティにより溶け込めるようになりました。
追って、どのようにフランス語を勉強したかについても、思い出せるだけご紹介していけたらと思います!
Written by Towami(ドイツ)