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知らないとフランスで失礼な態度になってしまうかも?!フランスでの挨拶の重要性

2021年9月16日
NAOKO (フランス)

まず感じた大きな違いは「挨拶」

こんにちは!フランス在住、グローバル親子コミュニケーションコーチのNAOKOです。

旅行や仕事、留学などでフランスを訪れた時、コミュニケーションがうまく取れなかったり、日本の文化や習慣との違いに驚いたりする方が多いと思います。

そこで、アメリカ4年、中国5年、日本20年以上暮らし、2021年7月からフランスに住み始めた立場として、またグローバル親子コミュニケーション専門のコーチとして、素敵だなと思ったことや、戸惑ったことを等身大の姿で発信していきたいと思います。

さて、フランスに来て2か月。まず感じた大きな違いは、「挨拶」でした。

フランスでは挨拶がとても重要視されていて、大事なコミュニケーションとなっています。

例えば、私の日頃の生活を少しお見せすると、フランスに来て大好きになったクロワッサンを買いにパン屋さん(Boulangerie)に寄ると、どちらからともなく店員さんも私も「Bonjour!(こんにちは!)」と挨拶を交わします。

そして買い物が終われば、「Au revoir! Bonne journée!(さようなら!良い1日を!)」とお互いが言い合います。

本当に定型文みたいに必ず言いますが、実際にこのやり取りをすると自然に笑顔になり、朝からすごく気持ちが良くなります。

 

「質問」をする時の挨拶も忘れずに

学生ぐらいの若い子たちもドアの開閉ですれ違った時や、エレベーターで一緒になった時など、必ず挨拶をしてくれます。むしろうっかり挨拶をこっちが忘れていたりすると、「いい大人なのに・・」とすごく恥ずかしい気分になります。

日本では、コンビニの店員さんやスーパーのレジ打ちをされている方から一方的に「いらっしゃいませ」と言われても、それに対して何か答える人は少ないのではないでしょうか?無言で入店し、無言で退店することも実際多いのではないでしょうか?

私の住んでいたアメリカ、中国、そして旅で訪れた場所など色々と振り返ってみても、こんなにお互いが心地よい「双方向の挨拶」をしている国は珍しいと思います。

知らない人とわざわざ挨拶するなんて、何だか照れくさいような気がするかもしれませんが、「Bonjour」の一言が言えないがために「非常識な人だ」という印象を持たれてしまうかもしれませんので、是非気を付けましょう。

また、意外と「質問」をする時に、挨拶を忘れがちになります。

日本では何かを尋ねたい時、「すいません」から始めることが多いと思いますが、こちらでは「Excusez-moi(すいません)」から始めると失礼に当たるそうです。

私もしばらく気づかず、「Excusez-moi」から会話を始めていたことがあったのですが、こちらから「Excusez-moi」と言うと、相手は必ず「『Bonjour!』と言っていたな・・」と申し訳ない気持ちになります。

フランスでは人種別に統計を取ることが禁じられているそうなので、割合はちゃんと分からないのですが、ぱっと見は白人系や黒人系の方が多く、私のようないわゆる黄色系の方は少ないので、見た目からもある程度目立ちます。

だからこそ、ちゃんとその土地の礼儀をしっかりと理解してふるまう必要があるなと、身が引き締まる思いです。

余談ですが、我が家のように小さい子供を連れていると、「Coucou!(クークー)」と言ってくれます。赤ちゃんや子供に対して言う挨拶で、聞いていて可愛いです。

私自身、もうすぐ6歳の息子と3歳の娘がおり、それぞれフランスにて、英仏バイリンガル小学校と現地幼稚園に通っております。

フランスでの教育や、子供の世界で生きる力を育てる親子コミュニケーションにご興味がある方は、是非こちらもご覧くださいませ。

Written by NAOKO(フランス)

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