マカオ暮らしも早14年。
とても生活しやすいマカオですが、未だに解せない変な習慣やマカオならではの光景、いわゆる「マカオあるある」をご紹介したいと思います。
2020年にGDPが世界一になると予想されているマカオでは、高級外車を保有する個人も多いようです。
上の写真のような派手な外国車を高級マンションやホテルの前だけではなく、路地裏だったり、大衆食堂の前だったり、いたるところで見かけます。
古びた建物の前に止めてある派手な高級車を見るたびに、マカオっぽい風景だなぁと味わい深く思います。
政府機関や銀行で書類手続きをしたあと、30分~2時間以内のタイミングで、「1か所サインもらい忘れたからもう一度来てください」という連絡が入ります。しょっちゅうあります。
毎回、不慣れな新人なのかなと思うわけです。もぅ、新人ばっかりだ!
写真はマクドナルドのホットカフェラテ(大)です。
満杯に入った熱々のラテ、予想に難くないと思いますが、とても飲みにくいです。
たまに持ち手辺りにナプキンを巻いてくれることもありますが、「なぜ商品に合うカップを用意しない。」と心から思います。
体を冷やさないことを大事にしている中国人ですから、レストランなどで出てくるお水は常温かお湯。
それらはガラスやプラスチックのコップに入っているのが一般的なので、その流れで、他の熱い飲み物もガラスのグラスに入れてもおかしくないということなのかな。
両手の親指と人差指でつまむようにグラスを持ち、そろそろと口に運ぶのが正解ですね。
カウンターでなく、テーブル席です。
距離が近いほうがいいのでしょうかね。カップルや女の子同士でよくみられる光景です。
スペースの無駄遣いと思ってしまう私はすっかりおばさんなのかもしれません。
日本でも中国語で「便座の上に載らないでください」と書かれた注意書きを見た事がありますが、いまだにその影響があると推測します。
マカオではほとんど洋式トイレが設置されていますが、一部のマナー違反者や旅行者にむけての「便座の上に乗って用を足してくれるな」というメッセージなのでしょう。
便座に座らない理由としては、他人が接着した部分を共有したくないからなのだとか。
ホテルやレストラン公共施設のトイレは基本的に便座が上がっています。いちいち下ろすのが面倒なのと、たまに勢い良く下りてカーンと大きい音がなるのが苦手です。
ちなみに中国の公共施設ではいまだに和式が多くみられます。
つまり窓側の席が空いているわけです。
降りやすい通路側の席に座りたいというのは理解できますが、人が多く乗って来ても通路側を死守します。
日本ではきっとスライド式に窓側の席へ移動して通路側をあけるでしょう。来た人が座りやすいように。
でもマカオの場合、後から来た人は通路側の人を乗り越えて窓側の席へ行かなくてはいけません。
荷物を多くもっているとき、これは非常にストレスです。
「横にスライドしてくれればいいのに!」と憤ること数知れない私です。ですが、マカオの人に言わせると前の人のぬくもりのある席には座りたくないのだとか。
「マカオあるある」いかがでしたか。
お察しのとおり、マカオは日本とくらべて、自分優先でおおらかで適当です。
実は、そこが魅力でもあるんですけどね!
Written by 周さと子