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玉石混合のマカオライフ。マカオ生活って実際どうなの?5つの特徴をあげてみました。

2018年11月30日

今回はマカオ人に嫁ぎマカオ在住歴14年になる筆者が感じる、マカオ生活の特徴について書いてみたいと思います。

1.家政婦さんの利用が一般的

子供や高齢者のいる家庭は家政婦をフルタイムで雇うことができ、それは一般的である。

家政婦さんはフィリピンをはじめ、インドネシア、ベトナムといった東南アジアの人達が多く、月収平均は6~7万円程。お掃除をはじめ、買い出し、料理、子どもの送迎、お年寄りのお世話などなど。

なんでも頼めるワーキングママにとっての強い味方である。

 

.海外旅行の気軽さ

マカオは小さくて、娯楽が限られている。そのため休暇になるとこぞって海外へ旅行する。それは日本でいうところの県外に行く感覚。

マカオからアジアの各国は3~4時間ほどの距離と近く、またLCCのような格安航空会社の乗り入れも多いため、数千円~数万円で気軽に海外に行くことができる。

また、子供が小さくとも、家族に預けて、夫婦だけで海外旅行にいくことがごく普通に受けいれられているのが、特に日本と大きく違うと感じる点。

 

3.住宅価格が異常に高い

カジノ産業の発展とともにマカオの不動産価格も上昇を続けており、クラブハウス付きのコンドミニアム100平米程だと1億円を超える。

築30年を超える100平米も数千万円。駐車場一台スペースも1000万円は下らない。

ただ、日本のタワーマンション的なおしゃれ外装とは異なり、建蔽率99%と思われるような立て方で、日本から来た友人が指さして「あれ団地?」と質問してきたのが億ションだったりする。

賃貸だと100平米で月額20万円程から。

 

4.全体的にのんびりしている

マカオは競争がほとんどない。現状に満足している人が多いのだと思う。失業しても慌てる必要がないし、逆に野心もない。マカオはこじんまりしているので、通勤にかかるエネルギーも少ない。

日本のような駅員さんに押し込んでもらわなくてはいけないような通勤ラッシュはもちろんないし(電車もないが)、バスは電光掲示板が設置されていてだいたい時間通りに来る。タクシーも安いので、気軽に利用することができる市民の足である。

通勤時間は10分程度というのはごくごく一般的。なので、人々のストレス値は低く、デモや自殺の数も非常に少なく、とても平和で暮らしやすいのだ。

 

5.非常に教育熱心

基本的にのんびりしているマカオ人だが、教育に関してはとても熱心である。というか、熱心にならざるを得ない学校教育システムになっている。

子供達は3歳から幼稚園へ。3歳になる年の1月に各学校の受験エントリ―が始まり、3月にはお受験。9月に入学、お勉強が始まる。

マカオの学校では、テストでの合格点は60点。1年を通しての平均点数が60点を超えない科目は追試が設けられ、そこでもパスできないと留年である。

この留年制度は、なんと小学校から存在するのだ!(インターナショナルスクールはその限りではない)小学校5,6年生の留年率は4%、中高生は8%にも上る。そのため補習塾や家庭教師に多額の費用を出す親も少なくない。

マカオにある大学、専門学校は5校ほどであるため、海外留学も一般的である。香港、中国、台湾、日本、アメリカ、カナダ、オーストラリア、イギリス、他欧米諸国、、、といった具合に行先もさまざま。

大学卒業後は、雇用に恵まれているマカオに戻ってくる人達が多いのも特徴といえるだろう。

 

いかがでしたでしょうか?

日本の時の生活と比べてみると、マカオには女性が結婚し子どもを持っても仕事をしやすい環境があると感じています。よく「香港・マカオ」とセットにされますが、文化や生活様式はとても似ています。

ただマカオはとても小さく香港ほど都会ではないので、レジャーや進学のために外に目を向ける必要もあります。

住めば都といいますが、私にとってはマカオはとても住みやすく、このまま平和に暮らしていけたらいいなと思うのです。

Written by 周さと子

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