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夢を叶え、中国で就職した私。中国語を習得するまでの学習法

2020年8月21日
MOKO (中国)

中国語との出会い

中国広州に来て1年が経ちました。今では中国語を使って働きたいという夢も叶え、海外就職をしたり、中国でCMに出演したりすることができました。

「大好きな中国語を使って働きたい」「海外で働いてみたい」そう考えていたのは、思い返せば高校3年生の時に遡ります。

選択科目に中国語があり、これから中国は伸びるらしい、、、という言葉をちょっと耳にするような時になんとなく選んだのが始まりです。

当時の先生は面白く、ユーモアたっぷり。中国語は日本語と同じような漢字が多いですが、発音が全く異なるところや、漢字から意味を連想する事が面白いと思い、熱心に勉強しました。

中国語のテストはいつも90点台。その他の科目はまるでダメで、数学は10点以下が常でした笑

そんなある日、中国語の先生が「全国から100人高校生が集まって大連に2週間の語学研修があるからいってみいひんか?」と声をかけてくれました。

でもクラスメイト達からは「中国って危ないらしいよ、中国の何が面白いん??」「変わってるね」などと言われました。

当時中国から輸入された餃子を食べた日本人が食中毒になったニュースや、中国国内の大気汚染、観光に来た中国人のマナーの悪さなど悪いニュースばかりが頻繁に報じられていた時期でした。

しかし、好奇心旺盛の私は逆に「中国ってどんな国だろう?行けるんやったら、行ってみたい!」と思いました。

私の両親は子供のやりたい事を全力で応援してくれるので、快く研修に行かせてくれたのでした。

 

大連2週間の研修で気付いたこと

大連の街。当時はこんなにたくさんのビルはありませんでした。

全国の各都道府県から100人の高校生が集まりいよいよスタートした語学研修。毎日寝るのが勿体ないと思うほど見るもの全てが新しく、毎日楽しく有意義に過ごし、あっという間の2週間でした。

町中には中国語が溢れ、漢字だらけ、道路は日本と違ってとてつもなく広く、ビルも建物もまばらではありますが、一つ一つが大きく聳え立つようです。

毎日午前中は本場の中国人の先生から中国語の授業を受け、午後は文化体験で餃子作りや太極拳をしたり、工場見学、大連モデル学校見学に行きました。

この2週間で得たものはたくさんあります。

まずは勉強していた中国語を実際に使えるという素晴らしい機会。

授業で値切り方を教わって皆んなでショッピングに出かけ、お揃いのブレスレットを値切って値切って自分達の思う値段で購入した時はとても面白く、楽しかったです。

そして、出会う人々が皆んな優しい。学校の先生、売店のおばちゃん、、、街で出会った人。皆んなが優しいこと。

「あれ?ニュースと言っていることと全然違う」この気づきはとても大きかったです。自分の目で見たもの、感じたものを大切にしていきたいと思いました。

全国にこんなにも中国語を、勉強している人がいることも衝撃でした。ペラペラと話している友達を見ると、かっこいいなぁ〜、私もこんな風に話せたらいいなぁと思ったものでした。

語学研修でできた友達とは、10年以上経つ今も連絡をとりあったり近況報告をしています。中国や台湾、マレーシア、、、と世界でアジアで活躍する友達がいる事はとても誇らしく思います。

大連研修で中国語、中国がぐっと近く感じ、また人生においてもスペシャルな体験になりました。

 

転機が訪れ、私が本当に好きな事は何かを考えた

高校生活が終わり、当時の私はファッションにとても興味があったのでファッションの学科に入りました。中国語はたまにちょろっと勉強するくらい。

大学卒業後は何件かアパレル関係で働いたり、カフェの店員、ホテルの受付などしていました。社会人になっても中国語の勉強はなんとなく続けていたのですが、全然しゃべれませんでした。

そんな2016年のある日、勤めていた外資系ブランドの店舗が日本撤退に伴い店舗ごと閉鎖。退職かブランドを変えてグループ内の他ブランドに移動するか、、、今となってはチャンスが突然訪れました。

実際はこの頃、とても悩みました。

この先大手であれどんな会社であれ、自分に力がなければ首を切られてしまう。もしも自分に能力や力があれば、首を切られてしまっても、また自分で立ち直れる、もしくは他の方法があるかもしれないと思いました。

当時の自分にはそういった能力がまだなく、すごく悔しいと思いましたが、これから自分にしかできない事、本当に自分が好きだと思う事で仕事をしたいと考えるようになりました。

では、自分の好きな事とはなんでしょう?私の場合は中国語でした。

「今は話せないけど、もしも話せるようになったらもっと自分の可能性は広がるんじゃないだろうか?」と考え、留学しようと思うようになりました。

思い立ったら即行動派の私は、1年間バイトを多い時は3つかけもちしながら、1000単語を覚えることに時間を費やしました。友達や家族の支えもあり、2017年6月台湾へ語学留学に渡りました。

 

留学、語学試験、そして海外就活を開始

語学学校ボランティア参加のチーム

一年の台湾留学では、様々な体験をしました。

ホームステイで現地の家族と住んでみたり、語学学校で様々な国の人たちと一緒に中国語を勉強したり、台湾人の彼氏ができたり、台湾人の素晴らしい友達もたくさんでき、台湾のいろんな場所に旅行に行き、モデルをしたり、テレビの取材を受けたり、講演会を開催したりと、生きた中国語をたくさんたくさん勉強し、教えてもらいました。

どうしても話せるようになりたかったので、中国語を喋ることに集中した一年間。日本人との交流は避け、日本人の友達をあえてたくさん作らず、自ら現地人の輪を広げるように努力しました。

日本帰国が近づくに連れ、まずは日本で中国語を使って仕事を探したいと考えていました。

まずは仕事を探す前に中国語検定HSKを受けておこうと思い、帰国した月に受験しました。

留学前は3級のテキストすらよくわからなかったのですが、スラスラと分かるようになり、HSK5級を取得。自分の成長を実感しました。

次回は、日本での海外就活について書きたいと思います。今日も笑顔でニーハオ!

Written by MOKO(中国)

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