先日、オランダでの住民登録情報を変更するために市役所へ行ってきました。
その時に必要だったのが、Family registration。戸籍謄(抄)本のことですが、オランダの公的機関に提出する書類には「アポスティーユ(Apostille)」というものが必須となります。
アポスティーユが何か、ご存知ない方もいらっしゃるのではないでしょうか?私もオランダに移住するまで知りませんでした。
移住ブームが続いているオランダ。ビザの申請に関わってくる重要な情報ですので、興味のある方はぜひ読んでおいてくださいね。
アポスティーユはハーグ国際私法会議で締結された外国公文書の認証を不要とする条約が定めているもので、駐日領事による認証に代わり公文書に外務省、公証人役場等が実施する付箋による証明です。(Wikipediaより)
具体的に言うと、日本の本籍地で戸籍謄本を取得した後、外務省で認証の代わりとなる付箋を付けてもらうこと。
アポスティーユのない戸籍謄本を英文翻訳してもらっても、オランダの公的機関で受領してもらえません。
オランダのビザや滞在許可の申請をする際にも必ず必要となる手続きなので、戸籍謄本を受け取ったら必ず「日本の外務省」でアポスティーユを付与してもらうことを忘れないでください。(海外でアポスティーユを得ることはできません)
ここまでのプロセスは「オランダ 個人事業主」などのキーワードで検索するとたくさん出てくるので、もっと詳しく知りたい方はそちらをご参照くださいね。
ここからは、日本でアポスティーユ付き戸籍謄本を取得してきた後、オランダでどのような手続きをすればよいのかについて書いていきたいと思います。
方法は、大きく分けて2つあります。
①認定翻訳家に翻訳を依頼する。
②在オランダ日本国大使館にて英文翻訳してもらい、その書類をオランダ外務省にてリーガリゼーションしてもらう。
詳しい手順を一つずつ説明していきます。
この方法はほぼ郵送だけで手続きが済ませられるようです。但し、翻訳家さんによって対応が異なると思うので別個に確認が必要です。
翻訳を依頼するのは、認定翻訳家でなくてはなりません。
認定翻訳家は、Raad voor Rechtsbijstand Bureau WBTVから見つけることができます。
このサイトはオランダ語のみとなっています。以下のように各項目を選び「Zoek(検索)」をクリックしてください。
そうすると、11名の翻訳家の連絡先が出てきます(2020年10月現在)。
連絡先が出ているので、電話やEメールで直接コンタクトしてください。
私は今回こちらの方法を取らなかったのですが、した人によると、メールで戸籍謄抄本をスキャンしたものを送ると2日ほどで翻訳された文書が郵便で送られてきたそうです。
費用は50ユーロほどとのこと。
(次ページへつづく)
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