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コロナ禍再燃のブラジルから日本へ本帰国。検疫情報、隔離ホテルなど

2021年3月17日
岩井真理 (ブラジル)

隔離ホテルでの様子

部屋に入ってから3日間、部屋からは一切出てはいけないので、正直、1日でもう飽きてしまいました。

それでも、こんなに空港に近いのに、滅多に飛行機の音はしません。それだけフライト数は減っているのでしょう。

お弁当は毎日3回支給されます。なかなか豪華なお弁当ですが、私にはちょっとガッツリ系過ぎて、感謝はしているけど、ご飯もおかずも冷たくて、徐々に食欲を失っていきます。

部屋に湯沸かしポットくらいはあると予想して、ティーバッグやインスタントコーヒーを持って来たのは、我ながら大正解でした。

ブラジルから戻った私には日本の寒さが身にしみ、温かいものを口にせずにはいられませんでした。

空港を降りてからは、自由行動が許されていません。買い出しなどはできないと考えた方が良いでしょう。お子さん連れの方は、チョコレートとかクッキーとか持ってると良いかもしれませんね。

羽田を利用した人からの情報によると、差し入れやデリバリーを利用した場合、配達日翌日部屋に届けられるので、食事は現実的ではないです。アルコール禁止のため、本人立ち会いのもと中身がチェックされるそうです。

3日目の朝、朝食前に再検査をしました。早朝にドア前にキットが届けられ、自室で唾液を採取しました。

午後2時頃、内線で結果は知らされました。まさかと思っていても、「大丈夫」と知らされると「やっと解放される!」と気持ちが軽くなりました。

 

ついに日本の自宅に到着…

ブラジルの友達からのプレゼント

その後、登録した携帯に厚生労働省から電話が入りました。ココアへの登録内容の確認と、出所後も残りの日数は必ず健康確認に答えること、と指示されました。

16時の出発に向け、部屋を出ますが、指示があってから動き出さねばなりません。

この日は100名を超える人が同じ時刻に移動したらしく、ここが一番手こずっていたようで、私たちが案内を受けたの時は既に16:40でした。

受付で鍵と体温計を返却すると、誓約書のコピーを渡されました。来た時は防護体勢のバスでしたが、今度は普通のバスで空港まで移動です。希望のターミナルで降車できます。

公共交通機関は使えませんので、予約してあった車を待って、都内の自宅へ向かいました。

翌日からは、ココアのアプリで健康確認の日々が続きます。帰国してもホッとするのは、まだまだ先になりそうです。

さて、最後の最後に思わぬ体験をしてしまった私のブラジル生活は、これにて終わります。

後ろ髪を引かれるような思いもあります。時間の長さより、中身の濃さを感じ、そこには確かに大切なものがあったと、もうすでにブラジルが恋しくなっています。

大好きなブラジルは、コロナによる死者が後絶ちません。悲しいことです。

でもいつの日か、必ずまた戻りたい場所です。世界中を自由に行き来できる時が来たら、必ず行きます。

私のコラム「Bom Brasil 素敵なブラジル」も最終回となります。新しいブラジル担当者にバトンタッチします。

私は引き続き、別のテーマで皆様にお会いしたいと思います。

ここまで読んで下さって、有り難うございました。心より感謝します。Muito obrigada!!!

元気が出るカンピーナスの建物

Written by 岩井真理(ブラジル)

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