გამარჯობა !!(ガマルジョバ / こんにちは)みなさん、はじめまして!ジョージア在住のナミと申します。これから毎月、ジョージアや周辺国のことをお伝えしていきます。どうぞ宜しくお願いいたします!
まずは簡単に自己紹介をさせていただきます。私は、2人の娘がいるフリーランスのグラフィックデザイナー。いわゆるノマドワーカーという働き方をしています。
昔から海外移住が夢でしたが、年を重ねると共にあきらめムードになっていました。しかし「自分から動かないと何も変わらない!」とようやく気付き、2021年の6月、コロナに負けずジョージアに移住しました。
「ジョージアってどこ?どういう国??」「なんでジョージアに移住したの??」と思われるかもしれません。
そんなジョージアを一言で表現すると、「よく分からない国」です(笑)
少なくとも日本人にとってはそうだと思います。ですが、この「よく分からない」を楽しめるかどうかで、人生は大きく変わるのではないでしょうか?
本コラムのシリーズタイトルは「?を楽しむジョージア教育移住」とし、「よく分からないを楽しむ!」をテーマに連載してまいります。
「ジョージアってこんな国なんだ!」「旅っていいなー!」「世界に飛び出すっていいなー!」と皆さまに思っていただけるような、そんなコラムを書いていけるようこれから成長していきます!
さて、今回は連載1回目なので、私が今までよく聞かれたことを中心に、「ジョージアがどういう国か?」という全般的な紹介をいたします。
「どこにあるの?」それさえ、よく分からない国、ジョージア!まずお伝えしたいことは、ジョージアは、アメリカではありません!(笑)
ジョージアというと、アメリカの「ジョージア州」を思い描く人が多いですが、黒海沿いにある「ジョージア国」です。
先月2月24日にロシアがウクライナに侵攻したので、連日のように黒海周辺がニュースになっているかと思います。それでジョージアという国を知ったという方もおられるかもしれませんね。
2015年4月まで日本では「グルジア」と呼んでいたので、「旧グルジア」の方がピンと来る人が多いかもしれません。
日本では「どんな国か分からない」という人が多いですが、実はヨーロッパでは、リゾートや移住先として人気の国です。
地理的には、ヨーロッパ・中東・アジアの中央に位置する、黒海とカスピ海に挟まれた、コーカサス三国のひとつです。とはいえ、「コーカサス」と言われてもほとんどの人はピンと来ないと思います。
コーカサスとは、コーカサス山脈のことを指します。黒海とカスピ海の間を東西に走る山脈で、数千メートル級の山々が壁のようにそびえています。
ジョージアのカテゴリーについては、他にも「東ヨーロッパ」と呼ばれたり「西アジア」と呼ばれたり…。
「黒海沿い」「トルコの北隣り」と説明すると、ぼんやりと「ああ〜(あのよく分かんないエリアね)」と、なんとなーく分かっていただけることが多いです。
ジョージアの国土は、日本の北海道より少し小さいくらいの広さ。そして人口は横浜市くらい。都市部から少し離れると、広々とした雄大な自然が広がっているのがジョージアの魅力のひとつです。
日本との時差はマイナス5時間。日本が昼12時の時、ジョージアでは朝の7時です。
日本と同じく四季がありますが、全体的に湿度は低く、梅雨や台風はありません。北海道ほどの広さしかないのに、場所によって気候がまったく違います。
夏は黒海ビーチリゾート、冬はウインタースポーツ、秋は紅葉も楽しめますし、天然温泉も豊富です。
最近「シュクメルリ」など、ジョージア料理が日本でも紹介されるようになりましたが、ジョージア料理は日本人の味覚にも非常にマッチします。
そして「ジョージアワイン」!なんと8000年の歴史があり、紀元前6000年からワインが作られていたと様々な考古学者の研究によって裏付けられています。
また「wine(ワイン)」の語源はジョージア語の「ghvivili(グヴィヴィリ)」にあるという説も有力とされており、ジョージアはまさに「ワイン発祥の地」と言えます。
公用語はジョージア語。文字の形も独特で、アルファベットのような、アラビア文字のような…?まったく読むことさえもできない字形です。言語学的にも特殊なジョージア語は、2016年にユネスコ無形文化遺産に登録されました。
宗教はキリスト教ですが、ジョージア正教といって、ローマ・カトリック協会とは異なります。
ジョージアには至る所に教会があり、国民の暮らしに宗教が密接に寄りそっています。歴史的に古い教会も多く、世界遺産に登録されているものもあります。
人種は、ヨーロッパ・ロシア・中東系の要素が混じっていて、男女ともに非常に美しい人が多いです。
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