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ちょっと独特?!普通のコーヒーと何が違う? ベトナムコーヒーについて【後編】

2022年7月22日
平良弥生 (ベトナム)

独自の進化を遂げた? 変わり種ベトナムコーヒーをご紹介

Xin chào! ベトナム ホーチミン在住のYayoiです。

6月のコラムでは、前編としてベトナムコーヒーの歴史や、トラディショナルなベトナムコーヒーの淹れ方について紹介しました。

今回の後編では、近年になって独特の進化を遂げた変わり種のベトナムコーヒーと、ベトナム・ホーチミンに旅行に訪れた際にはぜひ訪れてほしいオススメカフェをいくつかご紹介したいと思います。

① バクシウ

バクシウ(Bạc xĩu)は、別名ホワイトコーヒーとも呼ばれており、コーヒーよりもコンデンスミルクをたっぷりと加えた、かなり甘いコーヒーです。

バクシウに似たコーヒーに、カフェスアと呼ばれるコーヒーにコンデンスミルクを入れたものがありますが、バクシウはカフェスアよりもコンデンスミルクの量が多く、時にはそこに牛乳がプラスされることもあります。

ホットとアイスがありますが、常夏のホーチミン市では、アイスのバクシウが主流です。

これは私の好きなベトナムコーヒーでもあり、日本にいる時には基本的にはブラックコーヒーしか飲まなかった私が、飲んでみるとなぜかハマってしまいました。

しかしあまり健康に良さそうな感じはしないので、たまに飲む程度に控えています。

② ココナッツコーヒー

ココナッツコーヒー(Cà phê cốt dừa :カ フェ コット ズア)とは、コーヒーとココナッツミルク、牛乳、コンデンスミルクがスムージーになったコーヒーです。

飲んでみるとほんのり甘いのですが、ココナッツ感はあまりなく、香りもほとんどないです。クセが少ないので、ココナッツが苦手な人でも挑戦しやすいと思います。

このココナッツコーヒーは、この後紹介するオススメカフェのうちの一つ、コンカフェ(Cộng Cà phê)というカフェチェーンのものをぜひ飲んでいただきたいです。

③ エッグコーヒー

エッグコーヒー(Cà phê Trứng:カ フェ チュン)は、文字通り卵(黄身部分)を入れたコーヒーです。

ベトナムの首都ハノイが発祥とされ、昔ベトナムで牛乳が不足していた際に、乳製品の代わりとして卵の黄身部分を使用してコーヒーを提供したことが始まりとされています。

カプチーノのように、コーヒーにコンデンスミルクと卵の黄身を泡立てたクリームが注がれています。

こちらも卵の黄身の味はしませんが、口あたりがマイルドで優しい味のするコーヒーです。

ホット、アイスがありますが、私はホットで飲むことをオススメします。

次のページぜひ訪れてほしい、ベトナムのおすすめカフェ

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