あっという間に年が明けてしまいましたが、皆さんはどんな年末年始を過ごされましたか?2020年は多くの方にとって色々な変化があった一年ではないかと思います。
私はというと、去年フランスで初めてクリスマスを過ごしたので、家族団欒のフランス流クリスマスの過ごし方を紹介したいと思います。
フランスでは12月24日、25日のどちらかで、家族揃ってクリスマスランチorディナーをします。
コロナ禍で集まれるのか不安でしたが、政府がクリスマスの日だけ門限を解消したので、夫の家族に混じり、無事クリスマスを一緒に過ごせることになりました。
フランスの食事の時間が長いことはよく知られていますが、今回参加したクリスマスランチはなんと6時間くらい続きました(笑)
まずはアペロという食前におつまみとお酒を楽しむ時間があり、そこでみんなとCatch upをします。
そのあと食事がスタート。
スタートと言ってもフランスではコース料理のようにアピタイザーから順番に食べるので、一皿ずつ毎回義母さんがキッチンとテーブルを行き来して、サーブしてくださいました。
アピタイザー、メイン、チーズ、デザート、食後のコーヒーor紅茶のフルコースで夕方の6時頃までみんなでゆっくり食べながらのクリスマスでした。
メイン料理は家族や出身地によっても異なるようですが、チキンを食べることが多いようです。
ただ私がいただいたのはなんとダチョウのお肉でした!
夫の家族では普段よく食べるような鶏肉や牛肉ではなく、クリスマスには珍しいお肉を食べるようで、私はもちろん初体験。
変わったお肉を食べるのは10年以上前に訪れたオーストラリア旅行以来。
正直口に運ぶまでドキドキでしたが、食感は牛肉と鶏肉の間くらいの柔らかさで臭みも特になく食べやすかったです。
そしてクリスマスデザートといえば、日本でも定番のブッシュ・ド・ノエル。
丸太を意味するブッシュという形のケーキを食べるのがフランスでも一番人気のようで、スーパーやベーカリーに行くとどこにでも手に入るデザートです。
クリスマスにプレゼント交換はマストですよね。
フランスでも12月に入ると町中がクリスマスイルミネーションで煌めき、ギリギリまでみんなプレゼント探しで大忙し。
みんなクリスマスギフトを当日までにツリーの下に飾り、食事の間やアペロの時に交換するようです。
私たちはデザートの前に休憩を挟んでプレゼント交換をしました!
やはりプレゼント交換はいくつになっても嬉しいし、自分のために選んでくれたという思いが伝わってきてさらにハッピーな気持ちになれますよね。
プレゼント交換で締めくくったフランスでの初クリスマスでしたが、日本でいうとお正月の祝い方に近いなと思いました。
親戚が集まったり、家族団欒で過ごすのがクリスマスなので、いっぱい食べて、話して、飲んで、一日かけて楽しめたイベントでした!
世界ウーマンの皆さん、読者の皆さん、今年もどうぞよろしくお願いします!
そして何より、皆さんにとって今年は好きな時に好きな人と集まれる一年になりますように。
Written by 桝本麻未(フランス)