Aloha! ハワイ在住歴5年のMitsukiです。「ピットブル」と言う犬種を聞いたことがありますか?
10月は「National Pitbull Awareness Month」ということで、今月は私の愛犬について書かせてもらおうと思います。
ピットブルと検索すると、筋肉隆々な獰猛そうな犬の写真がよく上がってきます。多くの人が「獰猛」「噛まれる」「怖い」などと言う印象を持っています。
私の愛犬は「アメリカンピットブルテリア」と呼ばれる犬種です。散歩をしていたり、ドックパークに連れて行ったりすると、避けられたり、「噛むでしょう?」と言われたりすることも多々あります。
ピットブルはペットとして飼うことすら禁止されている国や地域もあります。禁じられていても、あえて人や他の犬を襲うように訓練されて闘犬などに使われたりしている場合もあります。
悲しいことながら、アメリカで一番殺処分されている犬種がこのピットブル。犬種に詳しくなかった私はピットブルのこういう情報もつゆほど知りませんでした。
ただ、シェルターに遊びに来ていた子供に優しく接している様子を見て、「優しい犬だな」と思い、彼を保護することにしました。
日本で保護犬を家族として迎える場合には様々なプロセスを経なければならないようですが、ハワイでの保護は簡単。
シェルターに出向き、気になるわんこと面会。シェルターの飼育員さんなどに性格や特徴などを聞き、自分が求めているような犬に会えば、即日家に連れて帰ることができます。
ハワイで犬の飼い主さんと話していると、多くの方がシェルターからわんこを家族に迎えていることが分かりました。
シェルターではすでに去勢も済ませてあります。また責任を持って面倒を見るためや脱走してしまった時などに備えて、チップが首元に埋め込まれています。
チップには飼い主の名前や電話番号などを登録。幾度か迷い犬を見つけたことがありますが、近隣の動物病院やシェルターでチップを読み取ってもらい、飼い主に連絡を取ることができました。
犬に関する知識がほとんどなかった私は、様々なYoutubeビデオを参考に、犬種の特徴や躾けの仕方を学びました。まだまだトレーニング中です。
子犬の頃は専門のトレーナーさんにお願いしたこともあります。ピットブルはかなり体力があるので、かなりの運動量が必要。また力が強いため、引っ張られてしまうと引きずられてしまうので、もちろん躾けも必要です。
世間のイメージとは大きく違って、性格はとっても甘えん坊で人間が大好き。
どんな友人を家に連れて来ても我先にキスを迫り、「遊んで遊んで」とねだっています。子供と遊ぶのも好きです。実際に家族に迎えてみないと分からなかったことばかり。
この記事を通して、少しでもピットブルやハワイでの保護犬の迎え方に関して知ってもらえたら嬉しいです。
Written by 研谷美月(アメリカ)