皆さんこんにちは。Living Like a LocalのAiです。
私の住むカナダ・バンクーバーは夏が終わると、雨、雨、雨と、ずーっと春が訪れるまで雨が続きます。
秋のメインイベントである、サンクスギビングや、ハロウィンの日も毎年、ほとんど雨なんです。正直なところ、本当にうんざりです、、、
そんな雨の多さを象徴するバンクーバーが「レインクーバー」と呼ばれている事はご存知でしょうか?VancouverのVanの部分をRainに変えた、なんともユニークな造語ですよね。
今回は、レインクーバーが私たちにもたらす影響、そして、私の雨の季節を乗り越える楽しみ方をお届けしたいと思います。
「カナダ」と聞くと、冬は雪がしんしんと降り積り、マイナスの極寒で、湖の上でスケートをしているような、そんなイメージの方が多いと思います。
しかし、バンクーバーは真冬でも平均気温は3度ほど。トロントやモントリオールなどの他の都市と比べて、雪も降ることが少なく、暖かく過ごしやすいと言われています。
日本の冬に着ていた洋服、コートだけで十分過ごせますが、これからバンクーバー入りをされる方には、レイングッズを日本で買い揃えられて来られることをおすすめします。
ただ、雪は降らなくとも、とにかくうんざりするぐらい、来る日も来る日も、雨ばかりなんです。
雨が降り続くと言っても小雨や霧雨程度の雨なので、「シトシト」という擬音語がぴったりと言えば、皆さんにもイメージがわくでしょうか?
日本の台風やゲリラ豪雨などのような強い雨とは全くの無縁のバンクーバー。日本の梅雨と比べると、あのじめじめとした湿気がない分、雨でも過ごしやすいかもしれません。
秋のバンクーバーは紅葉したメープル(カエデ)の葉が街を彩り、たとえ雨が降っていたとしても、ため息が出るほど本当に美しい街並みが広がっています。
夏のバンクーバーは夜の10時まで公園やビーチに人々が溢れるほど日照時間が長く、およそ1日の3分の2の時間は、太陽が出ていると言われています。
一方で、冬のバンクーバーは、夕方4時過ぎると真っ暗になり、夏の半分ほどしか日照時間がありません。
日照時間が少ない冬は、日光を浴びて脳内で分泌される「セロトニン」が不足するため、Winter depression(冬季うつ病)の症状であるような、気持ちが落ち込んだり、一日中やる気が起きないなど、日常生活に支障をきたすケースも少なくはありません。
私もこのレインクーバーの時期になると、気分が落ち込むどころか、頭痛に悩まされ、友達に会うのも億劫になることもしばしば。あっという間に日が落ちて、一日が終わってしまうのです。
1 2