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海外生活で感じたコミュニティの大切さ。国際的に活躍したい看護師さんをサポート

2021年11月20日
研谷美月 (アメリカ)

アメリカ看護師ピアサポートコミュニティを運営

ALOHA!アメリカ、ハワイ州在住歴5年のMitsukiです。

今月は、海外生活で感じたコミュニティの大切さについて書きたいと思います。

私は国際的に活躍したい看護師さんをサポートする会「BeLight Medical Professionals」の代表をしています。

この度、現在のメインサービスである「アメリカ看護師ピアサポートコミュニティ」が1周年を迎えました。このコミュニティは主に日本の看護師免許を利用して、アメリカで看護師免許の再度取得を目指そうとする方のためのコミュニティです。

1周年を迎えて、なぜ個人に対してサービスをするのではなく、「コミュニティ」として運営をしているのかなど、原点に戻って改めて考えてみました。

そもそもこのコミュニティのアイディアに至ったのには、あるコミュニティとの出会いがありました。それはハワイで定期的に開催されていた日本人看護師会です。

初めてその会に参加させてもらった時、私はまだハワイでの看護師免許取得に挑戦している真っ最中。そこで出会った実際にハワイの現場で働く方達や大学へ通っている日本人医療職者の方達の姿からどんなに励まされたことか。

自分にもできるのか、同じような土俵に立てるのか。そう思いながら勉強していましたが、みなさん壁を乗り越えてきているんだ。きっと自分にもできるはずだ。そういう気持ちにさせてくれました。

やがて自分がその場に立つことで、後ろに続く方たちに情報や学んできた知恵をお渡しすることができました。

 

同志との繋がりやコミュニティでの相互扶助

同志との繋がりやコミュニティは様々な形で自分を助けてくれます。

というのも、何かしらの共通点があり同志となり、コミュニティが形作られるので自分の悩みが他の方も同じように通ってきた悩みだと知り、勇気をもらったり、思わぬ解決先に出会ったり。その逆も然りで、誰かに手を差し伸べることもできます。

自分が過去に経験してきたこと、感じてきたこと、そういったことが、誰かの今を支える大切なファクターになるということをコミュニティ運営を通して実感してきました。

住み慣れた自国を離れて、縁もゆかりもなかった場所で住む、暮らし、生きていく。生活をゼロから立て直していくそんな経験をしました。

そんな中で差し伸べられたたくさんの優しい手を握りながら、一歩一歩今の自分、ハワイでの生活を築き上げることができました。

5年も在住していると、自分の生活や抱える課題もどんどん変わっていき、その時々で自分に必要なコミュニティは違ってくるものだと思います。

一つでなくてもいいし、コミュニティの大きさも小さくても大きくてもいい。

異国で逞しく生きていくために、その時々の自分に合ったコミュニティという自分を支えてくれる資源を持ち続けたい、または必要な人に自分が資源となりたい、そう思います。

Written by 研谷美月(アメリカ)

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